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BMX内野洋平が「今」にこだわるワケ X Gamesの大舞台で伝えたいメッセージ

4月22日から3日間の日程で、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催される「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」。日本に初上陸する世界最大のストリートスポーツイベントに照準を合わせ、神奈川・寒川町にあるパーク「THE PARK SAMUKAWA」で練習に励んでいるのが、BMXフラットランドの内野洋平だ。

内野洋平が日本初開催の「X Games」への出場に現在の心境を語る【写真:荒川祐史】
内野洋平が日本初開催の「X Games」への出場に現在の心境を語る【写真:荒川祐史】

インビテーションが届く前から練習開始「準備はしますよね?」

 4月22日から3日間の日程で、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催される「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」。日本に初上陸する世界最大のストリートスポーツイベントに照準を合わせ、神奈川・寒川町にあるパーク「THE PARK SAMUKAWA」で練習に励んでいるのが、BMXフラットランドの内野洋平だ。

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 X Gamesが産声を上げた1995年当時は競技種目だったBMXフラットランドだが、2003年を最後に除外され、今回19年ぶりに復活を果たす。一度は消えたX Games出場の夢が、生まれ育った日本で実現することとなったのだから、百戦錬磨の内野でも気合の入り方はハンパない。

「大会のインビテーションが届いたのは年明け早々ですね。でも、その前からX Gamesの開催は発表されているんだから準備はしますよね? 1日7、8時間ずつ練習していたら、自然に体重が7キロ落ちてました。普通の現役アスリートが7キロ絞るって考えられないと思うんですよ。まあ、真剣に練習始める前がダボダボやったんでしょうね(笑)」

 名誉のために加えておくと、内野は普段から大会前後では体重が大きく増減するタイプ。7キロ減は今までにもあったことで、練習をサボっていたわけでもない。ただ、昨年はそこまで体重が増えたわけではなかったので「ビックリしましたね」と話す。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、2020年1月に名古屋で行われた「CHIMERA A-SIDE THE FINAL」を最後に大会出場から遠ざかっていた。大会に向けての準備は「一気に詰め込むタイプ」を自称するが、今回はおよそ2年ぶりの大会。そして何より憧れのX Gamesということで、大会の半年前から準備を始めた。「半年は長いですね」と笑う一方、本番まで50日を切る中で「自分のライディングの内容と日数を考えると、ぶっちゃけ足りない。あと1か月あれば」との言葉も漏れる。

 出場する大会はすべて「基本的に新しいトリックでいくんで」。これまで溜めておいた数々のアイディアの中から「これは大会で使えそう」「これはちょっと厳しいか?」と大会で使うトリックを取捨選択。本番までの期間で何度も何度も練習し、ブラッシュアップしていく。だが、時には選択を誤ることもあるという。

「大会で使えなくもない、と思ってチョイスしたけど間違っていた時が大変。今も1個あるんですよ。もう3か月も毎日練習しているけど、成功率がなかなか上がらないものが。徐々に完成度は上がっているけど、大会に出すレベルまで上がらないかもしれない。こういうトリックが本番で決まると、その喜びはハンパないですけどね」

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