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なぜ世界で活躍する選手輩出できるのか 地元記者が語る韓国ゴルフ界の競争意識

現在、韓国には約3600人のジュニアゴルファーがいる。一方、「NPOジュニアゴルフ情報」によると、日本のジュニアゴルファー会員は約1万5000人だという。

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3600人がしのぎ削るジュニアゴルファー

 現在、韓国には約3600人のジュニアゴルファーがいる。一方、「NPOジュニアゴルフ情報」によると、日本のジュニアゴルファー会員は約1万5000人だという。実に韓国の約4倍。それだけ才能ある選手が台頭する割合も多く、アマチュアながら日本女子オープンを制した畑岡奈紗(現在はプロ転向)が話題になった。

 ただ、日本よりもジュニアゴルファーの数が圧倒的に少ないにもかかわらず、世界で活躍できる韓国人ゴルファーが育つのはなぜなのか。

 まず、ジュニアゴルファーのほとんどが国家代表を目指すという現実がある。『月刊ゴルフダイジェスト・コリア』のコ・ヒョンスン記者が語る。

「国家代表(12人)と常備軍(サブ62人)に選ばれるのは狭き門。そこに入れたという達成感だけでなく、太極旗(テグッキ=韓国国旗)を胸につけて戦うという名誉もジュニア選手の意欲をかき立てます」

 コ記者が続ける。

「男子の場合、2年間、国家代表になればプロゴルフ協会の正会員になれます。さらにアジア大会で金メダルを獲れば兵役が免除されます。プロ転向のタイミングやいち早く世界に出ていくことを考えればここを目指すのは当然です。女子の場合、アジア大会や世界アマチュアゴルフ選手権で金メダルを獲得すれば、プロゴルフ協会の正会員となれるのです」

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