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子供が安心して発言できる環境に ラグビー元代表選手と敏腕教育者が願う“学び”の場

ラグビー元日本代表と体を動かす児童たち【写真:松橋晶子】
ラグビー元日本代表と体を動かす児童たち【写真:松橋晶子】

自分の考えを伝えることの大切さ

――BUラグビーアカデミーの指導理念と通じる部分が多そうです。4年生の特別授業では今回、グループに分かれてラグビーボールをいかに早くゴールまで運ぶかというゲームが行われました。手を使わない、必ずボールに触っていなければいけない、などの条件も付き、集団としての問題解決が組み込まれていました。

小野澤「今日、子供たちと接してみて、まず自分たちで話す能力が高いなと思いました。ラグビーのスキルを教えることって、僕は結構簡単だと思うんです。そうではなく、今日の授業はこちらが出したタスクをどうやってクリアするのか。そのためには、話を聞いてルールを理解しなければいけない、から始まるんですが、その能力がすごく高いと実感しました」

山口「うれしいですね」

菊谷「チームトークを生み出すために1分間の作戦タイムを設けましたが、その時にコミュニケーションを取るためにスタート位置に戻って集まることができている。みんなの意見を聞くために集まる、そして自分の考えを話す。これを4年生でできるのはすごいなと思います」

小野澤「子供たちから『作戦が決まってないから、あと1分、時間をちょうだい』と声が出たのもすごいですよ。僕たちのアカデミーでは、コーチにそう言えるまで半年くらい掛かりました。子供は目の前のプレーにフォーカスし過ぎて、早く動きたくなってしまう。そうではなくて『時間をちょうだい』と言えることは、すごく重要ですね」

山口「そもそも、今日やっていただいた授業が意外でした。もっとラグビー的なことを予想していたら、基本は話し合い、考える、チームワーク、じゃないですか。へぇ?と思ってびっくりしました。うれしい驚きでしたし、そこでうちの子供たちができているって言われると、またそれもうれしいですよね」

――小野澤さんと菊谷さんはラグビー日本代表として国際舞台で活躍なさってきましたが、そこでもコミュニケーション能力の重要性を感じられましたか。

小野澤「コミュニケーションというと、伝えるとか、話すとか、書くとか、そういうスキルに特化してしまう。でも、話すとか書くとかは、自分と他人がいて何かをやりたい時に考えたことを伝えるツールとしてあるわけです。LCAの子供たちは伝えることが土台としてできていますよね」

山口「私が公教育を辞めた大きなきっかけの一つが、子供たちが自分のやりたいことを言えないことだったんです。『しないといけないこと』と『してはいけないこと』ばかり言われて育っている人間が多くて、『やりたい』『楽しい』と感じない生活を送っている。だから、やりたいことを持つということもテーマだし、やりたいことをいかに実現するかということも伝えているつもりなので、そういう言葉をいただけるとうれしいです」

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