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今年も必見! コミカル演技が話題、鹿児島実業・男子新体操部は「真剣にふざける」

全国高校総体(インターハイ)は各地で熱戦を展開中。その中でもひときわ、異色の注目を集めているチームがある。見ていると、思わず笑ってしまう。他と一線を画すコミカルな演技を毎年作り上げている鹿児島実業高校の男子新体操部だ。地元で開催される新体操競技は6日に開幕。テレビでも特集が組まれるほどの同部の魅力を全3回に分けて、紹介する。

鹿児島実業高校の男子新体操部【写真:平野貴也】
鹿児島実業高校の男子新体操部【写真:平野貴也】

インターハイ新体操は6日開幕、ユニークなパフォーマンスで話題の鹿児島実業・男子新体操部の魅力迫る連載第1回

 全国高校総体(インターハイ)は各地で熱戦を展開中。その中でもひときわ、異色の注目を集めているチームがある。見ていると、思わず笑ってしまう。他と一線を画すコミカルな演技を毎年作り上げている鹿児島実業高校の男子新体操部だ。地元で開催される新体操競技は6日に開幕。テレビでも特集が組まれるほどの同部の魅力を全3回に分けて、紹介する。

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 きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、進撃の巨人、妖怪ウォッチ……。音楽や動きに流行のネタをふんだんに採り入れたユニークな演技は、年を重ねる毎に知名度を上げている。昨年のインターハイでも、にゃんこスター、ひょっこりはんといったお笑い芸人のネタを取り込むなど、話題を呼んだ。また、昨年は、NHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放映に合わせて作られた鹿児島市のPRコマーシャルで主演。幅広い活躍を見せている。

 チームを率いるのは、OBの樋口靖久監督だ。男子新体操はマイナーで、競技経験者が入部してくるのは稀。指導は、素人にきれいな前転を教えるところからスタートする。当初は、全国大会に出ても、小・中学校から競技をしてきた強豪校の選手に引け目を感じたり、自信を持てずにいたりする選手が多かったため、打開策としてコミカル路線に舵を切った。

 樋口監督は「子どもたちに、(大会の映像を見る人たちに)早送りされないチームにしようと言い、特徴を持つためにコミカルな演技にしていきました。最初は反対も多かったのですが、次第に観客の方々に受け入れられるようになり、子どもたちが下手でも自信と誇りを持って演技をできるようになりました」と、変化の経緯を明かした。

 鹿児島実業高の取り組みは、勝敗に留まらない価値がある。彼らは全国大会の上位チームではないが、大会以外にもニコニコ超会議等のイベントに招待されて演技を披露する機会にも恵まれ、男子新体操という競技の普及に大きく貢献している。これまでは、団体競技に必要な6人が学年でそろうかどうかという状況だったが、今年は過去最多の1年生11人が入部。先輩たちの努力が各方面で認められた成果の一つだ。その背景には、選手に競技の魅力を感じさせ、素人から立派な演技者に育て上げる樋口監督の手腕がある。

 午前7時半から午後8時に至ることもあるという練習時間は、休憩を挟むとは言っても、かなり長い。しかし、練習取材に訪れた日、上級生より遅れて練習に参加したはずの1年生たちが上級生よりも先に練習を切り上げる姿を見かけた。樋口監督は「中学生は、1つのことに長い時間をかけて集中することに慣れていません。そんなときに何時間も練習をしたら、競技を嫌いになるだけ。生徒がもうちょっとやりたいなと思うところで帰します。そのうち、練習に残りたいと言って来ます。競技を好きになってしまえば、こっちのものです」と言って、ニヤリと笑った。

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