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“女子大生マネ”が敗退に涙 初出場を支えた愛工大名電の「山さん」が駆けた3年間

敗戦に涙する山下マネージャー【写真:宮内宏哉】
敗戦に涙する山下マネージャー【写真:宮内宏哉】

マネージャーは引退して就活に専念、夢はサッカー関係の仕事

 幼少期から、名古屋グランパスファンの両親の影響を受け、サッカーが好きになった。ただ、入学する前から愛工大名電のサッカー部に特別な感情を抱いていたわけではない。だから最初はダンス部に入った。のめりこんだのは高校2年時の選手権予選から。「応援団もチームみたいで、すごくいいなと思った」。以来、サッカー部の試合を見るたびに魅了された。「自分が支えて全国に行ってみたい」。思いは止められなかった。

 ダンス部と兼任でマネージャーはできないため、部活を引退した12月に宮口典久監督に「マネージャーをやらせてください」と頼み込んだ。「プレー面のことは言えないけど、選手を元気にさせることはできる」。その明るさに、選手も大いに救われた。主将の鈴木郁人(3年)は「年が近いのでサッカー以外の話もするし、雰囲気が落ちているときに明るくしてもらえて助かっていた」と感慨深げに話した。

 現在、大学3年生の21歳。就職活動に専念するため、この選手権を最後にマネージャーを“引退”する予定だった。「山さんがラストだから絶対に(全国に)連れていきます」。県予選前から選手に何度も言われた夢が、現実になった。出場決定後、主将の鈴木らのアイデアで、サプライズのメッセージ入りTシャツと色紙を贈られた。「信じ続けてサポートしてきた。感謝の気持ちでいっぱい」。溢れ出る涙を止めることができなかった。

 夢の第1章は幕を閉じた。次なる夢はプロチームなど、サッカー関係の仕事に就くことだ。「サッカーの楽しさを知らない人に伝えたり、どうしたら人を集められるか考えてみたい」。青春の大部分を高校サッカーに捧げた「山さん」。この先のどんな険しい道でも、彼女の周囲は明るさが絶えないことだろう。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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