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井上尚弥―ドネア戦は「全てが存在した」 米ヤフーも「年間最高試合」選出で“5冠”

米メディア「ヤフースポーツ」は、11月7日に行われたボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝の井上尚弥(大橋)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦を「年間最高試合」に選出した。バンタム級最強を決める世紀の名勝負は世界ボクシング協会(WBA)、米スポーツ専門局「ESPN」、米専門誌「リング」、1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」でも同賞に選ばれており、“5冠”となった。

井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:Getty Images】
井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:Getty Images】

欧米メディア絶賛のWBSS決勝、米ヤフースポーツも候補5試合からNo.1に選出

 米メディア「ヤフースポーツ」は、11月7日に行われたボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝の井上尚弥(大橋)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦を「年間最高試合」に選出した。バンタム級最強を決める世紀の名勝負は世界ボクシング協会(WBA)、米スポーツ専門局「ESPN」、米専門誌「リング」、1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」でも同賞に選ばれており、“5冠”となった。


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「ドラマ・イン・サイタマ」と呼ばれたフルラウンドの激闘は各国メディアでベストバウトと認定されている。「2019年ヤフースポーツのボクシング 年間最高試合」という特集では、まず5試合の候補を選出した。

 5月のジュリアン・ウィリアムズとジャレッド・ハード(ともに米国)のWBA&IBFの世界2団体スーパーウェルター級タイトルマッチ、6月のアンソニー・ジョシュア(英国)とアンディ・ルイス(メキシコ)の世界3団体ヘビー級タイトルマッチ、8月に行われたヘビー級12回戦のアダム・コウナツキ(ポーランド)―クリス・アレオラ(米国)戦、10月のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とセルゲイ・デレビヤンチェンコ(ウクライナ)のIBF世界ミドル級王座決定戦、そして、WBSSバンタム級決勝だ。

 数々の名勝負の中から「年間最高試合」に選出されたのは、井上対ドネア戦だ“フィリピンの閃光”の異名を取る元5階級制覇王者については「ドネアは過去数年間、死んだものと諦めたような状況だった。だが、プロモーターのリチャード・シェーファーと契約後、キャリアを再生させた。WBSSの出場権も手にし、イノウエの最終決戦の相手となる価値を示した」と評した。

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