[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

前園真聖氏が創部3年目の高校サッカー部を特別指導、植え付けた意識改革とは

20160714_maezono2

主将も痛感、「正直なところ甘かった」

 同氏の要求はパスの出し手や受け手以外にも及んだ。「ディフェンスする側はどこでボールを奪いたいのかを考えてる?ただゆっくり走ってるだけじゃ、パスを回す側はプレッシャーを感じないよ!」と、緩急をつけたディフェンスを徹底させた。

 この指導に「自分たちがやってきたことが、正直なところ甘かったと痛感しました」と話したのはキャプテンを務めるMF渡部紅太選手だ。

「今まで自分たちが部活の練習の中で思い通りにプレーできていたのは、ディフェンスのプレッシャーが遅かったからでした。今日、前園さんに指摘してもらったことでプレッシャーが速くなると、今度はパスの正確さが明らかに落ちてしまいました。正確なプレーが高いレベルでも出せるように、普段の練習から慣れないといけないと感じました」

 また緊張もあってか、球際でのプレーは遠慮がちで、声があまり出ていなかった部員たちに、前園氏は「もっと自分でプレーをする、判断することの責任を持ってほしい。トレーニングを見ていて、プレーしているみんなじゃなくて、オレが一番しゃべっている。『ここにボールが欲しい』『スペースに走り込め!』『もっと早いパス出してくれ!』とか、もっと仲間に自分の要求を伝えてほしい。日本代表やJリーグの試合でも選手たちはジェスチャーとか声で要求しているよね?」と、コミュニケーションの重要性も指摘した。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集