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パリ五輪出場を夢見る体操の高校2年生 「一人じゃできない」優勝にかける“初めての夏”

コロナ禍を乗り越え練習に励む宮田、左下は田野辺満監督(右)【写真:荒川祐史】
コロナ禍を乗り越え練習に励む宮田、左下は田野辺満監督(右)【写真:荒川祐史】

コロナ禍で失ったインターハイと気づいた体操が好きという気持ち

 入学直後に見舞われたコロナ禍。緊急事態宣言とともに休校となり、練習場も1か月閉められた。

 体操は器具を使って成り立つ競技。その分、練習にならず、できないことも多い。他校に比べれば、期間は長くはないというが、こんなに器具に触れないことは体操人生で初めてだった。

 しかし、下を向かなかった。

「トレーニングをしないと体力も筋力も落ちてしまう。器具に触れられなくても腹筋を鍛えたり、体育館から各自持ち帰れるものを使ったり。特に自分の武器の脚は、物がなくてもしやすい。基礎を忘れなければ、崩れることはない」

 普段は練習で追い込むと「しんどい」「休みたい」と思うこともあったが、いざ練習が取り上げられると「体操ができないことが一番つらい」と知った。この1か月で、体操がもっと好きになった。

 高いレベルを目指すから、スランプも味わった。

 昨年10月の代替大会は優勝したものの、10月と4月の全日本選手権、3月の全国高校選抜と同じミスが出て、不本意な結果に終わった。「変わらないといけないと思っている割に練習ができていない」と痛感した。

「このままなら、落ちていってしまう。思っているだけじゃダメ。日々の練習から“ここまででいい”という考えを捨て、自分の限界までやり切る」

 前述した6月の全日本種目別選手権は跳馬で出場。目標が絞れる分、徹底的に得意種目をやり抜いた。やればれるほど完成度が上がり、失敗は減った。掴んだ2位。努力は裏切らないと、経験が教えてくれた。

「最近、自分は変われたと思う。もっともっと頑張れる」と笑い、夢も膨らんだ。

「オリンピックに出たいという気持ちはあったけど、その努力は十分じゃなかった。五輪に行く人はその年だけ頑張れるんじゃなくて、4年間ずっと積み上げたものがある人だから。その過程がすごく大事。次(のパリ五輪)まであと3年ある。

 本当にオリンピックを目指したいと最近になって強く思うようになった。“3年しかない”じゃなく“3年もある”と考えて、毎日の練習を積み上げていく。そうすれば届かない場所じゃない。だから、1年1年、1日1日の過程を大事にしたい」

 この夏が、パリにつながる大切な夏になる。

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