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小林陵侑、2冠ならず銀 2回目に逆転許す、日本勢の1大会2個は葛西紀明以来8年ぶり

北京五輪は12日、ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ラージヒル決勝が行われ、ノーマルヒル金メダルの25歳・小林陵侑(土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。ジャンプでは日本人初の五輪個人種目2冠の期待が高まっていた種目。個人2冠は「鳥人」と呼ばれたマッチ・ニッカネン(フィンランド)など、世界でも過去3人(4度)しか達成していない偉業だったが、あと一歩及ばなかった。

ラージヒルで銀メダルを獲得し、セレモニーで笑顔を見せた小林陵侑【写真:AP】
ラージヒルで銀メダルを獲得し、セレモニーで笑顔を見せた小林陵侑【写真:AP】

男子個人ラージヒル決勝

 北京五輪は12日、ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ラージヒル決勝が行われ、ノーマルヒル金メダルの25歳・小林陵侑(土屋ホーム)が292.8点で銀メダルを獲得した。ジャンプでは日本人初の五輪個人種目2冠の期待が高まっていた種目。個人2冠は「鳥人」と呼ばれたマッチ・ニッカネン(フィンランド)など、世界でも過去3人(4度)しか達成していない偉業だったが、あと一歩及ばなかった。

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 小林は1本目に142.0メートルの最長不倒で147.0点をマーク。大ジャンプで着地直後に胸を叩いて絶叫した。2位に2.2点差の全体1位。「もう一本あるので集中したいです。自分の満足できるジャンプをしたい」と語り、2本目に向かった。2本目はヒルサイズ手前で着地。138.0メートル、145.8点で2位と発表されると、仲間とグータッチを交わした。

 11日の予選を9位通過。日本ジャンプで五輪のメダルを一大会に2つ獲得したのは、14年ソチ五輪ラージヒル銀、男子団体銅で、小林が「師匠」と呼ぶ葛西紀明以来8年ぶりとなった。

 6日のノーマルヒルで金メダルを獲得。1998年長野五輪男子ラージヒルの船木和喜氏以来、日本勢24年ぶりのジャンプ個人金メダルだった。7日の混合団体では高梨沙羅(クラレ)のスーツ規定違反による失格があったものの、チーム一丸となって奮闘。小林の大ジャンプなどで日本は4位に入った。

 小林は初出場だった18年平昌五輪でノーマルヒル7位と健闘。翌シーズンに記録的な強さで日本男子初のワールドカップ(W杯)総合王者に輝いた。今季のW杯でも個人19戦を終えて最多7勝。日本歴代最多となるW杯通算26勝の実績を積み上げて今大会に臨んでいた。

 14日の男子団体(ラージヒル)でもメダルの期待が高まっている。金メダルは1本目2位だったマリウス・リンビク(ノルウェー)、銅メダルはカール・ガイガー(ドイツ)。日本勢の中村直幹は15位、小林潤志郎は24位、佐藤幸椰は29位だった。

(THE ANSWER編集部)

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