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絶命寸前の韓国代表に「酸素吸入器を付けてくれた」 母国メディアが絶賛したスーパーセーブ

日本代表も参加しているサッカーのアジアカップは2日(日本時間3日未明)にカタールで準々決勝を行い、韓国が2-1で豪州を下して準決勝に進出した。後半アディショナルタイムに追いつき、延長戦で勝ちきるという劇的な展開を支えたのが、今大会初出場となる韓国のGKチョ・ヒョヌだ。韓国メディアは追いかける状況でのスーパーセーブを「倒れる直前の酸素吸入器」と独特の表現で称えている。

韓国のチョ・ヒョヌ【写真:Getty Images】
韓国のチョ・ヒョヌ【写真:Getty Images】

1点を追う後半8分、失点寸前の状況で「光を放った」プレー

 日本代表も参加しているサッカーのアジアカップは2日(日本時間3日未明)にカタールで準々決勝を行い、韓国が2-1で豪州を下して準決勝に進出した。後半アディショナルタイムに追いつき、延長戦で勝ちきるという劇的な展開を支えたのが、今大会初出場となる韓国のGKチョ・ヒョヌだ。韓国メディアは追いかける状況でのスーパーセーブを「倒れる直前の酸素吸入器」と独特の表現で称えている。


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 記事は「彼が、倒れる直前のクリンスマン号に、酸素吸入器を付けてくれたと言っても過言ではない」と独特の表現で賛辞を贈った。

 記事は前半42分に豪州に許した先制点を「守備陣が右往左往し、豪州のクロスをきちんとクリアしなかった安易な対応が原因」としている。それ以上の失点を許せば、ガタガタと崩れかねない状況で「チョ・ヒョヌが光を放った。後半8分、韓国は失点寸前の状況をスーパーセーブで何とか乗り越えた」とした。

 この場面、ペナルティエリア左から豪州のクレイグ・グッドウィンが上げたクロスに、マーティン・ボイルが頭で合わせた。正面へのシュートをチョ・ヒョヌは難なく弾いたものの、こぼれ球がボイルの正面に。至近距離から強烈なシュートを受けるという絶体絶命の状況を、更に前に出ることでセーブした。

 記事は「チョ・ヒョヌがいなければ、韓国の4強進出はなかった。サウジとの決勝トーナメント初戦でもPK戦の2ゴールを阻止して国民英雄に浮上した」と賛辞を惜しまない。開幕時はキム・スンギュがレギュラーGKだったが、右膝の十字靭帯断裂という大怪我で戦線離脱。大会途中からのレギュラーという過酷な状況にも「全く動じることなく、韓国の門を固く守っている」と評している。

 チョ・ヒョヌは2018年にロシアで行われたワールドカップでは主戦を務め、2-0で勝利したドイツ戦ではマンオブザマッチに選ばれている。32歳のベテランの力が、勝ち進むためには欠かせない。

(THE ANSWER編集部)

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