筋トレ苦手な人がいい体になる方法は? 体作りに効く“最強のスポーツ”は何か
バズーカ岡田氏が考える、最強の競技は「体操」
上半身をたくさん使うスポーツといえば、最近の流行りで言うと、クライミングです。もし、できる環境があるならば、カヌーもめちゃめちゃおすすめです。彼らの腕、肩は、フィジークの選手みたいで、ハンパなくカッコいい。でもレジャーの川下りではだめです。自らの力で前進しないと、意味ないですからね! あとは、サーフィン。パドリングはとても良い上半身の運動です。
カヌー、クライミング、サーフィンの共通ポイントは、強く腕を引く動きです。あとは、腕立て伏せを追加すれば、上半身のトレーニングはそこそこ足りるでしょう。
このように、少しであれば筋トレOKという人は、足りない部分を補う筋トレだけを加えてもいい。サッカー、野球、バスケならば、腕立て伏せと懸垂、腹筋をやるといいですよ。
一つの競技で体を作りたいという人は、全身をまんべんなく使うスポーツを選ぶしかありません。その代表は格闘技系。特に、柔道や柔術のような組み技の格闘技がいいですが、ボクシングやキックボクシングもいい。これらのスポーツは、上半身も「腕を強く押す・引く」動作があるので、見た目的に重要な胸、肩、腕、背中が勝手に鍛えられます。上半身はもちろんですが、腹筋などの体幹や下半身もよく使う全身運動です。
細かい部位まで考えなければ、どんなスポーツも、総合的に鍛えられます。楽しいし、上達できるし、そこそこいい体にもなれる。安心して、楽しめるスポーツを始めてください。
ちなみに、体作りの観点で言うと、私のなかでの最強は体操競技です。大人になってから始めるのは難しいスポーツというイメージがあるかもしれませんが、それは思考停止、可能性の否定です。子どもがやるものだというイメージは払拭した方が良いと思うほど、ボディメイク的にもすぐれた運動だと思います。大人向けの体操教室がもっとあってもいいですよね!
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)