国際映像に映ったのは…周囲も大盛り上がり

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会でお笑い芸人が3戦連続でテレビ画面に映る珍事が話題を集めている。8日の日本―アルゼンチン戦（ナント）の客席でラグビー芸人・しんやがポーズを取る動画を大会公式X（旧ツイッター）が公開。日本人ファンからも「ラグビーW杯で1番知名度を上げた日本人」と反響が集まった。

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　14-22の後半9分だった。国際映像に登場したのは、日本のお笑い芸人・しんや。帝京大の赤いジャージに「日本」と書かれた日の丸ハチマキを巻いている。ドヤ顔で腕を組み、カメラ目線を取った。場内の大型モニターにも映り、気づいた周囲のファンは指を差して笑顔を弾けさせる人も。しんやは最後に両腕で力こぶをつくり、海外ファンとともに大盛り上がりの様子だった。

　大会公式Xが動画を公開。しんや本人も投稿に対し、「フランスのカメラマンありがトライ」「merci!!!!!!!!!!（ありがとう）」と感謝を伝えたほか、日本人ファンからは笑撃を受けた様子のコメントが相次いだ。

「探してしまう自分がいた」
「熱血サポーター、ラグビー愛溢れる男！！」
「テレビで見ててなんかめっちゃテンション上がったなぁ笑」
「横浜のPV会場もも沸いたよ」
「今日はしんやさん抜かれるかな、と日本代表戦見るのが楽しみだった」
「今回のワールドカップで１番知名度を上げた日本人だと思う」
「毎試合国際映像に抜かれてしかもカメラ目線!!」
「真似できない行動力にリスペクトしかない」

　33歳のしんやは帝京大までプレー。現在はラグビーネタでテレビ番組などにも出演し、今回は貯金残高477円、先輩芸人らに借金をしながら大好きなラグビーを応援するため、開幕前日の9月7日に渡仏した。安宿や知人の部屋などフランス各地を転々としながら日本戦全4試合などを観戦。日本戦ではイングランド戦、サモア戦でも日本の中継や国際映像に登場した。

　パブリックビューイングでは現地ファンとも盛り上がり、YouTubeやSNSで現地のラグビー熱、自身の珍道中を発信。今回は「令和ロマン」「ヨネダ2000」と“スポンサー”として資金援助してくれた芸人仲間の名前を記したカバーを腕に巻いていた。