ラグビーフランスW杯で日本は1次L敗退

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会に出場していた日本代表は、8日に行われた1次リーグのプールD最終戦でアルゼンチンに27-39で敗れ、2大会連続の決勝トーナメント（T）進出は叶わなかった。死力を尽くした選手たちは無念の様子だったが、試合後、FLリーチ・マイケルのまさかの行動が発見されて話題に。海外専門メディアが動画を公開すると、海外ファンから「予想だにしないご褒美」「なんて選手なんだ」といった反響が寄せられている。

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　違和感というより、妙に溶け込んでいた。フランス・ナントの街中のオープンカフェと思われる場所に現れたリーチ。だが、そのいで立ちはまさかの日本代表のジャージー姿だった。椅子に腰かけ、日本代表のレプリカジャージーを着た外国人ファンとハグ。アルゼンチンのジャージー姿のファンも見かけられた空間で、日本ラグビー界のレジェンドはファンとの交流を楽しんだようだ。

　ニュージーランド専門メディア「ラグビーパス」公式X（旧ツイッター）は「ラグビー日本のマイケル・リーチが彼のラグビーワールドカップ最終戦の数時間後にユニホーム姿のまま発見される」とつづって動画を公開。海外ファンからは驚きや感動の声が寄せられている。

「彼を毎回試合で見るたびに、本当に大いなる感銘を受けずにはいられなかった。彼の試合は悪くなかった」
「試合後にリラックスしてる彼らを見られて嬉しい。これがラグビーを特別なものにしている友情と兄弟愛だ」
「そこにいた私たち全員にとって、予想だにしないご褒美だった」
「レジェンドだ」
「なんて選手なんだ」
「リーチは地球上で最高のラグビー脳を持つことになるだろう。彼はとてもスマートで、常に良い選択をする。素晴らしい選手であり、リーダーだ」

　リーチはアルゼンチン戦後にバスに乗り込む際、他の選手がチームウェアに着替えていた中で、唯一ジャージー姿だった。ファンへの対応をしていた時に「着替える時間がなかった。これで街に出るよ」と話しており、まさに有言実行の“街ブラ”だったようだ。