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「あれ(鎌田)があれ(キーマン)になるやろ」 ドラゴン節で呟く久保竜彦のスペイン撃破論

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は27日、グループリーグ第2戦で日本はコスタリカに0-1で痛恨の黒星を喫した。元日本代表FW久保竜彦は第1戦のドイツ戦に続き「THE ANSWER」編集部を訪問。試合直後、インタビューに応じ、ドラゴン流の分析を行った。後編では、この時点で結果の出ていなかったスペイン―ドイツ戦を睨みながら、決勝トーナメント進出へ、絶対に負けられない第3戦スペイン戦への期待を語った。(取材・構成=THE ANSWER編集部・神原 英彰)

コスタリカ戦に出場した鎌田大地【写真:Getty Images】
コスタリカ戦に出場した鎌田大地【写真:Getty Images】

THE ANSWER編集部で日本―コスタリカ戦を観戦

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は27日、グループリーグ第2戦で日本はコスタリカに0-1で痛恨の黒星を喫した。元日本代表FW久保竜彦は第1戦のドイツ戦に続き「THE ANSWER」編集部を訪問。試合直後、インタビューに応じ、ドラゴン流の分析を行った。後編では、この時点で結果の出ていなかったスペイン―ドイツ戦を睨みながら、決勝トーナメント進出へ、絶対に負けられない第3戦スペイン戦への期待を語った。(取材・構成=THE ANSWER編集部・神原 英彰)

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 日本もやり方としては全然、間違ってなかったと思うんよな。

 前がかりでいったのは5分くらいよね。最初の15~20分でバンバンと前に行って(カウンターで)1点取られたら、めっちゃ苦しくなるから。バランスを取りながらやってたと思う。それは間違ってない、力関係からいっても。

 ただ、(失点につながったミスは)ああいうことが起きるんやね。どっちにも起きた、コスタリカにだって。運が悪かった。

 五分五分と思うけど、(スペイン戦で)0-7で負けてなかったらもっと違ってるかもしれんけど、やっぱり難しいよね。相当、修正してくるだろうし。もともと(力の)差はないから。しかもW杯でね。そういう流れもそうやし、運が悪かったよね。

 三笘も期待しとったけど、あれだけ赤いの(コスタリカの)がペナ(ペナルティ)の中におるんやけん。本当に精度がないとね。でも、そういうサッカーになるとわかったわけやけんね。1点取られとるわけだし。

 次は(考えることは)簡単でしょ。次で決められるけんね、自分たち次第で。

 スペイン戦は、勝ちしかないよな。カウンターの展開になるとダメよね。スペイン―ドイツ戦でスペインが負けるしかない。スペインが勝ったらコスタリカと同じサッカーになる。(スペインが勝ち点6にしたら主力を温存し)弱くなると言うけど、弱くならん。2軍が出ても弱くならんよ、スペインは。

 なんでもできるやん、スペイン人。今日のコスタリカみたいに引いてもできるし、自分たちで前からボールを持ってでもやれる。(ペースの)温存もできる。しかも、26人もおるやろ。ドイツが勝たんとあかん、日本のメンバーを見ても俺はそう思う(※スペイン―ドイツ戦は1-1の引き分け)。

 今日も誰も(個人で打開できる選手が)おらんかった。鎌田くらいか。

 スペイン戦は鎌田がやるんじゃないの。今のところ(2試合に)全部、出とるやろ。あれ(鎌田)があれ(キーマン)になると思うけど。体力あるんやろな。今日の最後は疲れとったけど。三笘と鎌田。あと、堂安ね。

 自分が外したら引きずるよね。堂安は悔しいと思う。ボールを持っているところで、やっぱり引っかかってたから。(体のキレの問題か)なんやろね、わからん。やれると思うけどね。かわしてゴールに近いところで(決定機)ってのを期待して出てると思うから。あれを引っかからんようにせんとね。

 FWは前田が行くんじゃないの。

 大迫がいたらもっと楽になったかもしれんけど、(調子が)上がってこんかったんやろな。そんなん言ってもしゃーない。スペイン戦は前田が追っかけて、ちょっとでも楽にして、前半ね。隙がありゃ、突っ込める。ドイツ戦の1発目はオフサイドになったけど、あんな風にね。

 スペイン戦は何時? 朝4時か……。見るよ、ちゃんと。頑張ってほしいよね。

■久保 竜彦 / Tatsuhiko Kubo

 1976年6月18日生まれ。福岡・筑前町。筑陽学園高を経て、1995年に広島加入。森保監督(当時選手)とは7シーズンプレーした。2003年に横浜F・マリノスに移籍し、リーグ連覇に貢献。1998年に日本代表デビュー。ジーコジャパンとなった2003年以降は日本人離れした身体能力と強烈な左足でエースとして活躍したが、腰や膝など度重なる怪我により、2006年のW杯ドイツ大会は落選。以降、横浜FC、広島などを渡り歩き、2014年に引退。J1はリーグ戦通算276試合94得点。日本代表は国際Aマッチ通算32試合11得点。引退後は山口・光市に移り住み、コーヒー焙煎や塩作りなど、異色のセカンドキャリアを歩む。

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)




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