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メッシ弾に狂喜乱舞した意外な国が海外話題 会場から4000km離れた場所で「衝撃的だ」

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は26日、C組のアルゼンチンがメキシコを2-0で下して今大会初勝利。先制弾となったエースFWリオネル・メッシの強烈なミドルシュートは会場だけでなく、意外な国でも大騒ぎとなった。国際サッカー連盟(FIFA)は公式ツイッターで動画を公開。海外ファンから「彼らのサッカーへの情熱よ」「衝撃的だ」という反響が寄せられている。

先制ゴールを決め、チームメイトと歓喜するリオネル・メッシ【写真:ロイター】
先制ゴールを決め、チームメイトと歓喜するリオネル・メッシ【写真:ロイター】

カタールW杯C組でアルゼンチンが今大会初勝利

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は26日、C組のアルゼンチンがメキシコを2-0で下して今大会初勝利。先制弾となったエースFWリオネル・メッシの強烈なミドルシュートは会場だけでなく、意外な国でも大騒ぎとなった。国際サッカー連盟(FIFA)は公式ツイッターで動画を公開。海外ファンから「彼らのサッカーへの情熱よ」「衝撃的だ」という反響が寄せられている。

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 お祭り騒ぎだった。大型ビジョンで観戦していた人々はメッシの先制ゴールが決まると大歓声。一部のファンはステージに上がって大はしゃぎし、フロアではアルゼンチンの国旗も揺れた。アルゼンチンのユニフォームを来た人も見られるが、実はここはカタールからは約4000キロ離れたバングラデシュに設けられたパブリックビューイングの会場。バングラデシュのファンは約1万6700キロ離れた南米のサッカー大国のプレーに熱狂していた。

 FIFAはファンが公開した動画を引用してツイート。「これがフットボールの力だ。メキシコに勝った昨晩、バングラデシュのアルゼンチンのファンがリオネル・メッシのゴールを祝福」と文面を添えた。海外ファンからは「彼らのサッカーへの情熱よ」「メッシはインドとバングラデシュで信じられないほど人気なんだよ」「美しいね」「鳥肌立った」「クレイジーだ」「衝撃的だ」「バングラデシュにはたくさんのアルゼンチンサポーターがいるよ。想像もできないでしょ」「俺もここに居たい」といった反響が寄せられている。

 バングラデシュでアルゼンチンの試合ここまで大騒ぎになる理由について、米紙「ワシントン・ポスト」は「なぜか、バングラデシュ人は、今では世代を超えて永遠のサッカーのライバルであるアルゼンチンとブラジルのどちらかの側についている」「アルゼンチンかブラジルを応援するほとんどのバングラデシュ人ファンは、アルゼンチン人にもブラジル人にも会ったことがない」と解説。伝統的にサッカーファンはアルゼンチンとブラジルに人気が二分されているという。

 さらに「狂気的だよ」「バングラデシュはアルゼンチンファンとブラジルファンで国を二分できるんだ」といった同国ファンの声も紹介。同紙によると「ライバル関係が芽吹いたのは1980年代。1971年のバングラデシュ独立の緊張がいくらか緩み、人々がカラーテレビを買えるようになり、W杯が始まり、テレビには鮮やかな緑と黄色のブラジル、鮮やかな水色のアルゼンチンが映し出された。アルゼンチンでは言うまでもなく、それは、ワイルドで鮮やかだったマラドーナだった」という。

(THE ANSWER編集部)

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