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野口啓代の五輪内定に「熱い戦い」 ライバル・野中生萌は痛み止め服用「治らない」

東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は20日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子決勝が行われ、野口啓代(あきよ・TEAM au)が日本人最上位の2位に入り、東京五輪代表に内定した。開催国枠のある競技を除き、新種目では五輪内定第1号。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定し、8選手で争われる決勝には日本勢4人が名を連ねていた。優勝はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)、3位にはショウナ・コクシー(英国)が入った。

野中生萌は、総合5位で大会を終えた【写真:荒川祐史】
野中生萌は、総合5位で大会を終えた【写真:荒川祐史】

若きエース・野中は総合5位、五輪内定の野口を称賛「本当に心から嬉しい」

 東京五輪新種目のスポーツクライミング世界選手権(東京・エスフォルタアリーナ八王子)は20日、スピード、ボルダリング、リードの3種目を合わせた複合の女子決勝が行われ、野口啓代(あきよ・TEAM au)が日本人最上位の2位に入り、東京五輪代表に内定した。開催国枠のある競技を除き、新種目では五輪内定第1号。五輪代表は男女各2枠ずつあり、今大会7位以内の日本人最上位者が内定し、8選手で争われる決勝には日本勢4人が名を連ねていた。優勝はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)、3位にはショウナ・コクシー(英国)が入った。


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 女子の若きエース・野中生萌(みほう・XFLAG)は、総合5位だった。ノックアウト方式のスピードでは、女子の第一人者・野口と対戦。五輪最有力候補の先輩に対し、8秒432の日本記録保持者が果敢に挑んで9秒760で勝利した。しかし、その後の2本は海外選手に連敗。4位でスピードを終えた。

「まだチャンスはある、まだチャンスはあると思いながら次に臨んでいた」

 2種目めのボルダリングは、第1課題を登り切れず。第2課題は3トライ目で最終ホールド(突起物)に手をかけ、息を切らしながら安堵の笑みを浮かべた。3課題中1つを完登し、4位で終えた。

 この時点で日本人2番手の総合5位。同2位の野口を追う展開で運命の最終種目・リードを迎えたが、中盤で落下して5位となった。総合5位で今大会での五輪内定はならなかったが、やり切ったような表情で観衆に手を振り「ミスが多くて、もちろん出し切ってはいるけど、もっといい形があったと思う。それが大会の難しさだと思う。スピードから始まる緊張感には慣れていないし、不安がある。半端じゃない。凄く緊張していました」と振り返った。

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