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リーグH王者・ブレイヴキングス刈谷は大勝も…主将の表情冴えず「ギリギリ及第点」 連覇へ25日ホーム開幕戦

ハンドボール男子のブレイヴキングス刈谷が、リーグH連覇に向けて力強くスタートを切った。刈谷は17日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)でアースフレンズBM東京・神奈川と対戦。40-22(前半19-11)と圧倒的な力の差を見せつけて大勝した。アウェー2連戦した刈谷は25日、トヨタ自動車東日本レガロッソ宮城と刈谷市体育館でホーム開幕戦に臨む。

アースフレンズ戦でシュートを放つブレイヴキングス刈谷の渡部主将【写真:(C)ブレイヴィキングス刈谷】
アースフレンズ戦でシュートを放つブレイヴキングス刈谷の渡部主将【写真:(C)ブレイヴィキングス刈谷】

ハンドボール・リーグH

 ハンドボール男子のブレイヴキングス刈谷が、リーグH連覇に向けて力強くスタートを切った。刈谷は17日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)でアースフレンズBM東京・神奈川と対戦。40-22(前半19-11)と圧倒的な力の差を見せつけて大勝した。アウェー2連戦した刈谷は25日、トヨタ自動車東日本レガロッソ宮城と刈谷市体育館でホーム開幕戦に臨む。

 圧勝はしたものの、36歳のベテラン主将、RB渡部仁の表情はさえなかった。「ギリギリ及第点、ですかね。連係ミスもあったし、もっと得点できた。失点も20点以下に抑えないと」。笑顔はなかった。気の緩みもない。だからこそ、内容に不満だった。王者にふさわしいプレーではなかったからだ。

 昨季、日本リーグ時代の18-19年シーズン以来7年ぶりに優勝を果たした。レギュラーシーズンを25勝1敗の1位で通過し、プレーオフ決勝では6連覇を狙った豊田合成ブルーファルコン名古屋に1点差勝利。ライバルを下して、久しぶりに王座に就いた。

 4年目を迎えるラース・ヴェルダー監督は「追う立場から追われる立場になった」と王者として迎えるシーズンの難しさを口にしている。だからこそ「圧倒的な力で相手をねじ伏せないといけない」と渡部主将。開幕戦でゴールデンウルヴス福岡に38-18で勝ち、この日も圧勝した。とはいえ、昨季14チーム中福岡は13位で東京・神奈川は14位。大差勝利も当然ではある。

 銅メダルを獲得したアジア大会の日本代表勢が元気だ。LB吉野樹(32)が両チーム最多の7得点、LW杉岡尚樹(32)も5本打って5得点と決定率の高さをみせた。それでも、杉岡は「内容は良くなかった。チームとして反省しないと」と厳しい表情。高みを目指して妥協しないところに、王者の強さがある。

 この日は悪かったのはエンプティーゴールの決定率。GKを下げて攻撃してくる相手のボールを奪っても、シュートは無人のゴールを外れた。渡部も「2本ミスした。シュートを置きに行ってしまって」と険しい表情。大差で試合結果に影響はなかったとはいえ、他の選手もミスを連発し「しっかり決めていれば、違う展開になった」と悔しがった。

 最高のスタートではなかったかもしれないが、アウェーで勢いをつけてホーム開幕戦を迎える。渡部主将が「刈谷の応援は最高です」と絶賛するホーム戦。通算1000得点にあと5得点と迫った杉岡も「すっきりホームで決めて、勝ちたい」。王者刈谷が、連覇に向けて突き進む。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)



荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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