「日本陸上史上最高の逸材」17歳後藤大樹、100mなら9秒91相当 激走の衝撃価値が明らかに…30年ぶり高校記録は“不滅”必至
愛知・名古屋アジア大会の陸上が28日に名古屋市瑞穂公園陸上競技場で行われ、男子400メートル障害決勝で17歳の後藤大樹(洛南高2年)が銀メダルを獲得した。タイムは為末大が保持する日本記録47秒89に0秒04差に迫る47秒93。激走の価値を探った。

「THE ANSWER 陸上PLUS」 愛知・名古屋アジア大会
愛知・名古屋アジア大会の陸上が28日に名古屋市瑞穂公園陸上競技場で行われ、男子400メートル障害決勝で17歳の後藤大樹(洛南高2年)が銀メダルを獲得した。タイムは為末大が保持する日本記録47秒89に0秒04差に迫る47秒93。激走の価値を探った。
誰が呼んだか、「日本陸上史上最高の逸材」。そんな表現も決して大げさではない。シニアで初めて日の丸を背負った後藤が、自国開催の大舞台で激走した。
冷たい雨がトラックを叩く決勝。序盤は黒川和樹らに先行されたものの、17歳は焦らない。残り100メートルでトップに浮上。最後のハードルを越えてからヘメイダ(カタール)に逆転されたが、衝撃タイムを刻んでいた。
日本歴代2位タイとなる47秒93。6月の日本選手権でマークした48秒09のU18世界最高&高校記録をさらに更新した。
47秒93は世界陸連(WA)のスコアリングテーブルで1235点。この点数を短距離種目にあてはめると100メートル9秒91、200メートル19秒90、400メートル44秒22で全て日本記録を上回る。
後藤より0秒04速い為末大の日本記録は、銅メダルを獲得した2001年エドモントン世界選手権の決勝でマークされたもの。昨年の東京世界選手権でも決勝に残れるハイレベルな記録だ。
後藤は6月の日本選手権で、為末が保持していた高校記録(49秒09)を30年ぶりに更新。まだ高校2年生でさらに記録を塗り替える可能性は十分にある。
200メートルでも20秒43(向かい風1.0メートル)の高校歴代3位の自己ベストを持つ。追い風3.1メートルの参考記録では高校記録を超える20秒19も叩き出した。
高校生の中で歴代トップクラスのスプリント能力がありながら、400メートル障害を主戦場にしている17歳。後藤だけが更新可能な高校記録は卒業後、不滅のアンタッチャブルレコードになる。
(THE ANSWER編集部)
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