井上拓真、ダウンを反省「一瞬の気の緩み」 天心戦2連勝も…父「自分は本当に悔しかった」
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が27日、トヨタアリーナ東京で行われた。同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・那須川天心(帝拳)に3-0(114-113、116-111×2)の判定勝ち。昨年11月以来の対戦で、2度目の防衛を果たした。7回にはダウンを喫しながら、巧みな試合展開で勝利。試合後の会見では、一瞬の気のゆるみを反省した。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が27日、トヨタアリーナ東京で行われた。同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・那須川天心(帝拳)に3-0(114-113、116-111×2)の判定勝ち。昨年11月以来の対戦で、2度目の防衛を果たした。7回にはダウンを喫しながら、巧みな試合展開で勝利。試合後の会見では、一瞬の気のゆるみを反省した。
初回から那須川は鋭いジャブを繰り出し、井上も様子を伺いながらパンチを放つ。2回、那須川が接近戦から左を放ち、井上が後ろ向きに倒れる形になったが、これはスリップ。両者の集中力が、トヨタアリーナ全体を張り詰めるような空気で包み込んだ。
4回終了時の公開採点は2-0(40-36、39-37、38-38)で井上が優勢。アナウンスされ、場内は沸き立った。井上は5回にも右アッパーを打ち込んだが、7回だ。冒頭から激しい打ち合いの中、那須川の左が炸裂。ダウンを奪い、その後も猛攻を浴びせた。
井上はこのラウンドを凌ぎ、試合継続。8回を終えての公開採点では2-1(77-74×2、75-76)で井上優勢だった。逆転を狙う那須川は積極的にパンチを繰り出した。12回に井上は偶然のバッティングで右目上を負傷。フルラウンドの激闘を戦い抜いた。終始巧みなディフェンスとパンチでポイントを奪った井上が勝利。両者は労いあった。
試合後の会見で、井上は「本当にホッとしています。天心選手の成長をすごく感じられた。決して楽な試合ではなかったです。勝ててよかった」と正直な胸の内を明かした。ダウンのシーンについては「ダメージはなかったですね、一瞬の気の緩み。そこを許してしまった自分が悪かった」と反省した。
ダウンを喫した時点で、ラウンド終了まで残り2分以上あった。セコンドの父・真吾トレーナー、兄の尚弥の声も聞こえていた。「自分の中では冷静に。一旦回復に務めました」。所属ジムの大橋秀行会長も「ダウン以外は完璧」と語る内容だった。
真吾トレーナーは「自分は本当に悔しかったので、倒すくらいの気持ちでいけよ!って言いました」と振り返った。「やり返してこい」の言葉を受け、勝利を掴んだ井上。次戦については「今のところは何も考えていないです」と明かした。
(THE ANSWER編集部)

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