那須川天心、完敗で脱帽「こんだけやっても無理かと」 井上拓真からダウン奪取も…判定で及ばず「ボクシング難しい。倒すだけじゃない」
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が27日、トヨタアリーナ東京で行われた。 同級1位の挑戦者・那須川天心(帝拳)が王者・井上拓真(大橋)に0-3(113-114、111-116×2)の判定負け。7回にダウンを奪うも及ばず、退場時には号泣。会見では「本当にボクシングで負けた。全部出し切った」と振り返った。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が27日、トヨタアリーナ東京で行われた。同級1位の挑戦者・那須川天心(帝拳)が王者・井上拓真(大橋)に0-3(113-114、111-116×2)の判定負け。7回にダウンを奪うも及ばず、退場時には号泣。会見では「本当にボクシングで負けた。全部出し切った」と振り返った。
意地とプライドを懸けた再戦。試合直前、那須川はこれまで見せてきたパフォーマンスを封印。静かに開始のゴングを迎えた。
初回から鋭いジャブを繰り出し、2回には接近戦から左を放ち、井上が後ろ向きに倒れる形になったが、これはスリップ。良い動きを見せたが、井上の巧みなディフェンスと的確なパンチでポイントを奪われ、4回終了時の公開採点は0-2の劣勢だった。
しかし7回、冒頭から激しい打ち合いを繰り広げ、那須川の左ストレートが炸裂。ダウンを奪い、その後も猛攻を浴びせた。8回を終えての公開採点では1-2(76-75、74-77×2)と追い上げ、その後も逆転を狙って猛攻。フルラウンドを戦い抜き、那須川は腕を突き上げた。しかし、判定で及ばなかった。
会見で那須川は「悔しいですよね。何が何だかわからないですよね。こんだけやっても無理かと。非常に思いますよね。自分は誠心誠意、戦いに向き合ってきた」と本音を口した。「限界は感じてないですよ。自分のなかでは負けた気していないんですよ。ボクシングで負けた。ポイントゲームで」と振り返った。
井上と那須川は昨年11月に同級王座決定戦で激突。当時は井上が3-0の判定勝ちでベルトを手にした。格闘技キャリア初黒星となった那須川は、4月に元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に、9回TKO勝ち。井上は今年5月の前戦で、元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)から2度のダウンを奪い、判定3-0で完勝した。ともに激闘を経ての再戦。会場を大いに沸かせた。
(THE ANSWER編集部)

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