中島ひとみも涙「素敵な負けでした」明かした胸中 福部真子と金銀独占、アジアNo.1目指した過程に「何も嘘はないです」
愛知・名古屋大会の陸上は27日、パロマ瑞穂スタジアムで女子100メートル障害決勝が行われ、福部真子が12秒74で涙の金メダル、中島ひとみが12秒78で銀メダルを獲得し、日本勢でワンツーフィニッシュを飾った。

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 愛知・名古屋アジア大会
愛知・名古屋大会の陸上は27日、パロマ瑞穂スタジアムで女子100メートル障害決勝が行われ、福部真子が12秒74で涙の金メダル、中島ひとみが12秒78で銀メダルを獲得し、日本勢でワンツーフィニッシュを飾った。
わずか0秒04差で敗れた中島。
「アジア大会で1位を獲るということをずっと思い続けてやってこられたので。自分自身は金メダルを獲ることができなかったですけど、本当に準備してきたので。これが実力ですし、素敵な負けでした」
ミックスゾーンでは声を震わせ、涙ながらに思いを語った。
レースは号砲とともに福部が鋭いスタートで飛び出した。ハードルを越えるごとに中島が迫る。最後はほぼ横一線でフィニッシュラインを越えた。ただ、勝敗は分かれた。
「しっかりと準備してきたし、自己ベストが出たわけでもないですし、これがベストのパフォーマンスなのかと言われたらそうじゃないかもしれないんですけど、この大会に向けて、本当に、本当にこれだけ(金メダル)を思ってやってきたので、そこの過程に何も嘘はないですし、本当に一生懸命やってきたので……楽しかったです」
そして、福部とワンツーフィニッシュを飾ったことについても「日本に44年ぶりに金・銀を持って帰れたのは本当に嬉しいことでしたし、こうして日本の皆さんの前で日本人が金・銀と取れたことっていうのは、すごく歴史に残る大会になると思う」と語った。
中島は中3で全中優勝。高2で国体と日本ユースを制し、将来を嘱望されたハードラーだった。だが、高3以降はタイトルから遠ざかった。大学時代も日本インカレ5位が最高成績。卒業後は着実に自己ベストを縮め、昨年初めて日本代表に選ばれた。
東京世界陸上で準決勝に進出。今年は6月の日本選手権で初優勝すると、8月9日の富士北麓ワールドトライアルで12秒62を叩き出し、福部真子が持っていた日本記録12秒69を更新。16日にはAthlete Night Games in FUKUIで12秒60とさらに縮めた。
アジアNo.1のハードラーをかけ、迎えた今大会。「競技日程が変わった中でたくさんの方が見に来てくださった。自分の悔しい顔を見るより、楽しい顔を見る方を皆さんも望んでいると思う。(声援は)すごくパワーになっていました」と感謝した。
わずか0秒04届かなかったが、中島ひとみの挑戦はまだ終わらない。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)

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