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サンウルブズの参戦も? 清宮副会長の“野望”ラグビー「新プロリーグ」構想とは

Bリーグのノウハウを新リーグ構想にも生かす

 参画チームは、独立した法人、育成機関の保有、本拠地となる地域、スタジアムを有することなどを原則とする。トップリーグ代表者会議でも、構想の説明をして概ね前向きな反応を得たという。


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 同副会長は「オリジン12に本拠地があり、スタジアムがあり、チームがあれば、優先的に(リーグに)入ってくるでしょうし、札幌、釜石、大分、熊本といったところは、これから新しいチームを立ち上げるなり、都心のチームがそちらに移ってチームを立ち上げることになる。例えばだがサンウルブズがこのリーグに参画するなど、プランはいろいろある」と、ワールドカップ開催で醸造された熱気も、新リーグ誕生への原動力になると期待している。

 シンポジウムには清宮氏と同時に日本ラグビー協会新理事に就任した境田正樹氏も出席。バスケットボール・Bリーグの立ち上げに川渕三郎氏の右腕として尽力した経験値を期待される同理事は、日本ラグビー界の置かれた現状について「スポーツ団体の運営は、なかなか大変だと思いますが、ラグビー協会が企業に依存している、しすぎているというところに非常に驚きました。いま“ノーサイドゲーム”というテレビドラマが始まっていますけど、まさに企業の一般では考えられない投資が、ラグビー界にされてきた。これはサスティナブル(持続可能)ではない。これをなんとか変えていかなければというのが、いまの最大の課題だと思います。でも、ラグビーには、バスケットボールにはない資産が多くある」と指摘。Bリーグでのノウハウをラグビーの新リーグ構想にも生かしながら、清宮副会長をサポートしていくことになりそうだ。

 問題点は、日本のラグビー界では初めてとなるプロリーグ自体を運営していく資金の確保と、各プロチームが財政面などで健全な運営ができるかだろう。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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