車いすバスケの体育館利用「スムーズにできれば」 08年パラ得点王・網本麻里の夢「日本をハッピーに」
「持続可能な国際競技力向上プラン」改定に関する記者発表会が20日、文部科学省で行われた。2月のミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得した小野光希(スノーボード女子ハーフパイプ)、24年パリパラリンピックに出場した網本麻里(女子車いすバスケットボール)が、河合純一スポーツ庁長官とトークセッションを行った。

「持続可能な国際競技力向上プラン」改定に関する記者発表会
「持続可能な国際競技力向上プラン」改定に関する記者発表会が20日、文部科学省で行われた。2月のミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得した小野光希(スノーボード女子ハーフパイプ)、24年パリパラリンピックに出場した網本麻里(女子車いすバスケットボール)が、河合純一スポーツ庁長官とトークセッションを行った。
今回の改定ではパラ競技特有の事情などを踏まえた発掘・育成方針について検討を行うとともに、ミラノ・コルティナ冬季大会の検証を踏まえ、今後の競技力向上に一層つなげていく観点から、今後の課題や必要な取組を整理。検証会議を4月に実施し、内容を反映した。
発表会では意見交換の場も設けられ、網本は競技用車いすが進化していることに言及。「皆さんが靴や服を選ぶのと同じで、漕ぎ方や乗り心地も違う。日本人の体に合った作り、動かしやすさが開発されている」。国内メーカーが選手の意見も取り入れて改良している。
「2~3年に一度、車いすを替えるので、その分の資金は必要」と実情を語り、さらに「地域の体育館がもっとスムーズに利用できるようになれば」と願う。車いすバスケに限らず、車輪がある用具は使えない場所も多いという。
4位入賞した08年の北京パラ大会では7戦で133得点をマークし、得点王に輝いた。21年東京パラ大会では共同キャプテンを務めるなど、日本の車いすバスケを引っ張ってきた。次世代のアスリートに向けて「一番は楽しむこと。自分が楽しい、好きだなと思うことに夢中になって没頭してほしい。趣味や夢中になることを見つけてもらえば」と願った。

夢は「車いすバスケで日本をハッピーに」。28年ロス大会に向けて「チームの目標はメダル。(今年9月の)世界選手権でベスト4を取らないと道は厳しい。試合で最高のパフォーマンスを発揮しているところを届けて、笑顔、ハッピーだなと思ってもらえるように活動したい」と誓った。
▼「持続可能な国際競技力向上プラン」改定について
取り組みの大きな柱は、(1)2032年ブリスベン大会以降を見据えた戦略的な発掘・育成・強化、(2)持続可能な選手強化を支える中長期を見据えた体制整備・基盤強化。
(1)ではタレント発掘の戦略的推進、評価・検証を通じた育成を行うことで、適性競技とのマッチングの実現、競技力向上による国際舞台での活躍につなげる。(2)では横断的な情報共有・知見融合の促進、選手強化を支える基盤の整備、指導者・専門スタッフの育成・確保、地域における医・科学支援体制の強化を目指す。
(THE ANSWER編集部)
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