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プロテスト1位合格も…悩める18歳伊藤愛華、ハッとした宮里藍の金言「答えは自分の中にしかない」

国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが21日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6732ヤード、パー72)で開幕する。昨年11月、最終プロテストトップ合格を果たした伊藤愛華(明治安田)は19日、山下心暖(フリー)、千田萌花(フリー)とともに元世界ランキング1位・宮里藍(サントリー)とのトークセッションに参加。期待されながらプロの壁に当たっている伊藤は、宮里からの金言を胸に復活を期した。

宮里藍(左から3人目)とのトークセッションに参加したプロ選手ら(左から山下心暖、千田萌華、1人置いて伊藤愛華)【写真:柳田通斉】
宮里藍(左から3人目)とのトークセッションに参加したプロ選手ら(左から山下心暖、千田萌華、1人置いて伊藤愛華)【写真:柳田通斉】

21日からブリヂストンレディス

 国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが21日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6732ヤード、パー72)で開幕する。昨年11月、最終プロテストトップ合格を果たした伊藤愛華(明治安田)は19日、山下心暖(フリー)、千田萌花(フリー)とともに元世界ランキング1位・宮里藍(サントリー)とのトークセッションに参加。期待されながらプロの壁に当たっている伊藤は、宮里からの金言を胸に復活を期した。

 この日は40歳でブリヂストン契約プロの宮里が、大会に出場するアマチュア4人、プロ3人とトークセッションを実施した。自身の経験などを伝えるとともに、選手たちの悩みを聞いた。アマもプロも共通していたのが「壁に当たった時の乗り越え方」だ。2017年限りでツアーを引退した宮里は、07年にドライバーイップスにかかった経験などを踏まえて語った。

「クラブや周りのサポートもありますが、やっぱり自分の中にしか答えがないんです。それをしっかり掘り下げてあげるっていう作業は、どの時代も必要です。実際にプレーしている自分の情報を増やす。それが大事だとは思います」

 ルーキーイヤーの今季出場9試合、予選通過1度。まさにプロの壁に当たり続けている伊藤は、ノートを取るのも忘れて宮里が口にする“金言”を聞き続けた。

「とてもいい時間になりました。最近、ゴルフの調子も上がってきたのにそれがスコアにつながってないので、何をイメージして練習されていたのかを質問しました。いただいたのは『自分のやるべきことをしっかり決め切る』でした」

 調子が悪いと、どうしてもスイングへの意識が強くなってしまう。しかし、宮里は「コースでは今の曲がり幅に合わせてどこを狙うべきなのか。そういうところに意識を向けた方がいい」などと、試合中のマネジメントについてもアドバイスをしてくれたという。

 伊藤は1年前、アマチュアとして昨年大会に出場。宮里とのトークセッションにも参加していた。その際はプロテスト合格への心構えを聞き、「最終だけでなく、1次、2次と1回1回に集中して」と言われ、見事トップ合格を果たしていた。

 プロとして再会できたことについては「うれしかったです」と言い、自身の名前が「愛華」であることから宮里ファンの父親に「愛華もゴルフのあいちゃんになれ」と言われながら育ったことも明かした。

 22歳上で日米の両ツアーで活躍した宮里は、文字通り「雲の上」の存在。だが、宮里は伊藤について「アマからプロになって環境の変化と、気持ちの変化、期待の変化などいろいろあると思います。でも、それらを経験して、自分なりの感覚を作っていかないといけない部分でもあります」と理解を示した。そして、「今回、迷っていることについて少しでも『ハッ』とする瞬間があったならすごくうれしいです」と実感を込めた。

 伊藤は現実に「ハッ」とし続けたという。

「ボールを打っていく中で、リスクを背負ってドローとフェードの打ち分けをすることはないと教えていただきました。やっぱり、今までやってきたドローボールでどういう風に打つかが大事だということも」

「100ヤード以内の練習方法でも、『ピッタリの番手だけでなくて違う番手で100を飛ばす練習をすることも大切』というアドバイスをいただいているプロもいました」

「1日目、2日目、3日目、4日目で、考え方が変わってスコアを崩す日があることについては『大きい目標だけじゃなくて、小さい目標をやり切る』ことを話されていました」

 山下、千田から出た質問も「自分にも当てはまる」と思い、全集中していた。

「全部聞いてました。メモは取っていませんが、頭に入っています」

 世代は違っても、宮里は今も影響力を持ち続けている。今大会の期間中はブリヂストンスポーツ契約プロとして、盛り上げに一役買う。伊藤も同契約プロで初のホステス大会になる。

「だんだん自分のゴルフの調子が上がってきてるからこそ、『頑張りたいな』とは思っています」

 ポテンシャルにあふれる18歳は、宮里の目の前で「プロの壁」を突き破る決意だ。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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