冬季初のパレードで実感した「五輪の偉大さ」 5万人の景色に「グッときた」「心がポカポカ」

ファンからの言葉に村瀬心椛「自分が感動して、心にグッときた」
「本当にオリンピックの力って偉大だな」
取材のタイミングは別だったにもかかわらず、渡部と同じ感想を漏らしたのがフィギュアスケートの26歳・坂本花織だった。18年平昌大会から3大会連続の出場。今大会は22年の北京に続いて団体戦で銀メダルを獲得し、女子シングルでは前回の銅を上回る銀メダルを手にした。
「前回がコロナ禍だったので、本当にいろんな制限をかけて、その中で一生懸命戦い抜いた試合だった。こんなに開放的にいろんな方から『ありがとう』という言葉を直接聞ける機会はなかなかなかった。自分も『ありがとうございます』と直接伝えることができた。3回目にしてこのパレードは、自分にとって感謝を伝える場になった」
3月の世界選手権を最後に現役を引退。2年ぶり4度目の世界一に輝き、有終の美を飾った。今後は指導者としての道を歩む。「この景色をもっともっといろんな選手に見てもらいたいという気持ちが芽生えた。将来的にはインストラクターになって、世界に羽ばたく選手をたくさん育てられるように、こうしてたくさんの人に見てもらえる選手を1人でも育てられるように頑張っていきたい」と力を込めた。

テレビの向こうで応援してくれていたファンの熱量を肌で感じた選手たち。スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した戸塚優斗が「こんなに多くの方に応援されていたんだなと実感した」と言えば、スノーボード男子ビッグエアで日本勢金メダル第1号となった木村葵来も「僕はとりあえず人の多さにびっくりした」と目を丸くした。
スノーボード女子ビッグエアで金、スロープスタイルで銅メダルに輝いた村瀬心椛は「『感動したよ』とか『ありがとう』って言ってくださる度に、本当に自分が感動して、心にグッとくるような感じで歩いていた」と感慨深げだった。

スピードスケート女子で3つの銅メダルを獲得した高木美帆は「この場所まで足を運んでくださる方々がいたからこそ、私たちの感謝の気持ちを伝えることができた」と謝意を述べた。土曜日の朝9時過ぎから始まったパレード。屋外で肌寒かったが「心はポカポカ温かい」。夏・冬通じて日本女子最多の通算10個のメダルを獲得し、3月に現役を引退したレジェンドは晴れやかに笑った。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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