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18歳ザイオン、強靭な肉体とその素顔 1位指名直後の涙のワケ「母が横にいたから」

2019年の米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議は、デューク大の18歳、ザイオン・ウィリアムソンが、大方のメディアの事前予想通り1巡目全体1位でペリカンズに指名された。多くのメディアは、「The Zion Era(ザイオンの時代)」という言葉を使って、新時代の幕開けを告げた。

全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソン【写真:Getty Images】
全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソン【写真:Getty Images】

「レブロン2世」が告げた新時代の幕開け「これ以上ない形で夢が叶った」

 2019年の米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議は、デューク大の18歳、ザイオン・ウィリアムソンが、大方のメディアの事前予想通り1巡目全体1位でペリカンズに指名された。多くのメディアは、「The Zion Era(ザイオンの時代)」という言葉を使って、新時代の幕開けを告げた。


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 201センチ、129キロのザイオンは、屈強なフィジカル、並外れた運動能力の高さを持ち、レベルの高い攻守双方でのバランスの良いプレーが評価されている。豪快なダンクも話題になり、「レブロン・ジェームズ2世」ともてはやされる。2000年生まれの18歳には、成長の伸びしろがたっぷり残されているのも魅力だ。そして圧倒的な才能を持つ一方で、チームメートを生かすための“アンセルフィッシュ(他利的)”なプレーを厭わないこともよく話題に上る。

 ドラフトでは、ほかの候補をよそに “一人勝ち”の状況だったにも関わらず、指名直後のインタビューでは、幼少期にコーチとして指導を受け、今も精神的な支えである母のシャロンダ・サンプソンさんへの感謝の言葉を述べるうち感極まって号泣する場面があった。

 さらに記者会見では「この気持ちを言葉にできない。子供の頃からNBAに入りたいと言ってきたけど願ってきた。多くの人から、それは誰にも叶えられないことだから、ほかのプランを考えておいた方がいいと言われてきた。ドラフト1巡目1位で選ばれ、これ以上ないという形で夢が叶った」と素直な喜びを隠さない。

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