数々の世界王者を育てたトレーナーが驚く練習量

「私は規律を重んじる。米軍の空挺師団で30年間働いていたからね。1984年と1988年のアメリカのオリンピックチームでも仕事をした。米軍チームを指導したこともある。しかし、ノニトの練習量と比べられるものはない」

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　数々の名選手を育て上げてきたアダムス氏だが、記事ではドネアの凄まじい練習量に驚いている様子だ。

「身体をケアするということになると、彼はとても厳格で、それは彼の家族のサポートからくるものだと思っている。彼の妻レイチェルは、彼が成功するために必要なものをすべてノニトに与えようと本当にハードワークしている。それは家族のものなんだ。それこそが彼をとても強くするものであり、彼の家族の一員であることを誇りに思うよ」

　さすがに全盛期のようなスピードはない。それでも一発で相手を葬り去るパンチは健在だ。井上にとっては準決勝のIBF王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）戦が事実上の決勝ともいわれているが、ドネアも頂点を狙う力は十分に持っている。