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BMX内野洋平が10度目世界王者に! ラスト20秒で新トリック成功「自分でも痺れた」

イベントの発起人であり、オーガナイザーを務める内野【写真:荒川祐史】
イベントの発起人であり、オーガナイザーを務める内野【写真:荒川祐史】

新トリックのみで臨んだ背水の陣「決めたら負けない自信はあった」

「ARK LEAGUE」は今大会から舞台を神奈川県寒川町に移した。イベントの発起人であり、オーガナイザーを務める内野は、準備に忙殺される日々。なかなか練習する時間が取れずにいたが、それでも昨年8月頃から準備を始めた「ニュートリックだけで臨もう」と決めていたという。


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「ニュートリックしか用意していなかった。決めたら負けない自信はあったけど、今までのルーティンやトリックは一切練習していなかったので、最後に簡単に作戦を変更できる状態にはなかったんです。本当にギリギリの戦いでした。去年の8月頃から準備を始め、ここまで作った技。広島で開催されたFISEで試したけれど、ここ1週間くらいはBMXに乗る時間すらなかった。不安だらけの決勝でしたが、ラスト20秒でやりました!」

 表彰式では、ここまで共に大会準備を進めてきた木村俊雄・寒川町長から優勝トロフィーと賞金2万ドルの目録を手渡され、大きなハグを交わした。町長から「本当におめでとう。ストリートスポーツを寒川に根付かせてほしい。これを寒川の新しい幕開けとしたい」と声を掛けられた内野は、「寒川町の皆さんと一体となって、ここまで大きなイベントを開催できた。顔なじみになった地元の子ども達から『ウッチー』と大きな声援をもらったことがうれしい。『FLAT ARK』からいいスタートが切れました」と喜んだ。

 BMXフラットランドは、2024年パリ五輪の追加種目候補となっている。現在、36歳の内野だが「選手としてまだまだ続けていくつもり」と、その視界の中にパリ大会出場を据えている。「今年3つは世界タイトルを獲るつもり。まず1つ獲れたので本当によかったです」。平成最後の世界タイトルを足掛かりに、新時代「令和」でも大暴れしたい。

(THE ANSWER編集部)

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