気温30.5度、CWC出場クラブが異例の指示、選手を“避難”させた場所にファン衝撃「冗談かと思った」
サッカーのクラブ世界一を決めるクラブワールドカップ(CWC)は現在、米国の各地で32チームによる熱戦が繰り広げられている。世界のスターたちがスーパープレーで観客を沸かせる一方、今大会は「暑さ」が大きな問題となっている。参加している欧州のビッグクラブは試合中の信じられない写真をSNSに公開。海外ファンから「冗談かと思った」「来年はどうやってプレーするんだ笑」といった反響が寄せられている。

クラブワールドカップ
サッカーのクラブ世界一を決めるクラブワールドカップ(CWC)は現在、米国の各地で32チームによる熱戦が繰り広げられている。世界のスターたちがスーパープレーで観客を沸かせる一方、今大会は「暑さ」が大きな問題となっている。参加している欧州のビッグクラブは試合中の信じられない写真をSNSに公開。海外ファンから「冗談かと思った」「来年はどうやってプレーするんだ笑」といった反響が寄せられている。
涼しげに戦況を見守った。米オハイオ州シンシナティのTQLスタジアムでマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦したドルトムント(ドイツ)の控え選手たちが座っていた場所はロッカールーム。試合前後やハーフタイムでないにもかかわらずベンチを離れ、設置されたモニターで試合を見ていた。
ドルトムントの公式Xは「我々の控え選手たちは、TQLスタジアムの炎天下を避けるためロッカールームで前半を見守った。――今まで見たことがないが、この暑さなので完全に納得できる」とつづって写真を公開。前代未聞の光景に海外ファンからは衝撃の声が上がった。
「相手側チームも同じことをしたの?」
「なんだって…30.5度は米国では普通の夏の暑さだよ」
「こんなことでロッカーに隠れているのであれば、来年のワールドカップでどうやってプレーするんだ笑」
「30.5度だよ。ヨーロッパの人たちはここ(米国)では生きていけないね」
「ヨーロッパのチームは来年のワールドカップでもこんな風に泣くのだろうか? FIFAはヨーロッパの選手が快適に過ごせるようにアラスカでやることを考えた方がいいかもしれない」
「このようなことは許されているの?」
「今日のシンシナティは米国の他の場所よりは暑くなかったけど…」
「笑。冗談かと思ったら、チームが実際にこれを投稿したんだ。馬鹿げている」
英公共放送「BBC」は記事を公開。ドルトムントのニコ・コヴァチ監督は4-3で勝った試合後「サウナから出てきたばかりのように汗をかいた」と語ったことを伝えた。本文では「ドルトムントの控え選手たちは、前半はロッカールームで観戦し、後半はベンチで傘をさして暑さをしのいだ」「コヴァチ監督は、現地時間正午にキックオフされた試合の前にコンディションについて懸念を示していた」などと、暑さについて懸念を示していたことにも触れている。