男子バレー日本、涙誘った代表漏れの舞台裏 「悔しい気持ちは必要と思うけど…」当事者が語る今
男子バレーボール日本代表は11日から、ネーションズリーグ(VNL)第1週中国大会に出場している。選出された14人はフレッシュな顔ぶれ。その中に、リベロの小川智大も名を連ねた。昨年のパリ五輪では、惜しまれながらもメンバー外に。日本バレーボール協会(JVA)公式YouTubeチャンネルでは、当時を振り返る小川の言葉も伝えられている。

今日からVNL中国大会
男子バレーボール日本代表は11日から、ネーションズリーグ(VNL)第1週中国大会に出場している。選出された14人はフレッシュな顔ぶれ。その中に、リベロの小川智大も名を連ねた。昨年のパリ五輪では、惜しまれながらもメンバー外に。日本バレーボール協会(JVA)公式YouTubeチャンネルでは、当時を振り返る小川の言葉も伝えられている。
昨年のパリ五輪では、12人の代表メンバーから漏れた小川。山本智大とともに日本屈指の守備力を誇ったが、リベロは1人のみというチーム編成上、苦渋の決断だった。
昨年、同チャンネルで五輪代表メンバーを選手に伝えるミーティングの映像が公開されていた。当時監督だったフィリップ・ブラン氏は「五輪の年にやらなければならない、一番やりたくないミーティングだ」「ここにいる全員を五輪の舞台に立たせてあげたい。でもそれはできないんだ」と語っており、ファンの涙を誘っていた。
7月で1年が経過する。今回、VNLを前に公開された動画で、小川は当時を踏まえてこう語っている。
「悔しいという気持ちは必要だと思うんですけど、その時の感情を覚えている必要はないと思っていて。悔しいという気持ちに次、ならないようにどうするかだと思っている。そこに興味はないというか、終わったことなので。次どうするかにしか向いてないです」
2028年のロス五輪で、日本代表はメダルを狙う。五輪への思いについて、小川は「目標を立てたからにはしっかり実現させたい気持ちはある。今年は代表生活で経験値を詰めるので、しっかり自分のパフォーマンスを出すとか、短期目標の『今年どうするか』を、1年ずつ考えながらやっていけばいい結果になると思っている」と話した。
(THE ANSWER編集部)