フロレス・アリエ、53秒43で日本インカレ2連覇達成! 調整なしで大学生相手に貫録「10割で走らなくても学生イチの意地を」
陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は6日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会第2日が行われ、女子400メートル決勝でフロレス・アリエ(日体大3年)が53秒43で2連覇を飾った。

日本インカレ
陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は6日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会第2日が行われ、女子400メートル決勝でフロレス・アリエ(日体大3年)が53秒43で2連覇を飾った。
この日行われた準決勝で53秒46の全体1位のタイムをマークし、決勝に駒を進めていたフロレス。7レーンから号砲とともに飛び出し、バックストレートでぐんぐん加速した。コーナー出口は接戦となったが、ラスト50メートルで突き放して先頭でゴールした。
静岡出身のフロレスは現在ペルー国籍で、日本国籍を申請中。7月4日開幕の日本選手権には間に合う見通し。5月3日の静岡国際女子400メートルで日本記録(51秒75)を上回る51秒71をマークし、一気に注目を集める存在となった。
レース後は「この日本インカレは調整なしで1か月先にある日本選手権に合わせて練習の一環として出場したので、とりあえず優勝できて安心です。特にレースプランもなく、ラスト100メートル3人で並んで、10割で走らなくても学生イチの意地を見せようと」と話した。
学生界では追われる立場。「今年、物凄く400メートルのレベルが高くて、54秒前半でも決勝に残れない。ここまで女子400メートルのレベルが上がってきたことはうれしいです」と語った。
今後に向けては「国籍を取得したらもう一度、日本記録に挑戦して、一回きりじゃないところをみんなに見せたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)