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中国サッカーが「また失敗」 W杯消滅で母国紙は苦言、苦言…出場枠8.5拡大も「結局、夢のまま」

サッカー2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選が各地で行われ、C組最下位の中国代表は現地5日、アウェーでインドネシア代表に0-1で敗れた。この結果、プレーオフ進出圏外の5位以下が確定し、本大会行きは消滅。出場枠拡大の恩恵を受けられず、同国メディアは「W杯は結局、まだ夢のままだ」と伝えた。

インドネシアに敗れた中国代表(白)【写真:Getty Images】
インドネシアに敗れた中国代表(白)【写真:Getty Images】

W杯アジア最終予選の敗退が決定

 サッカー2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選が各地で行われ、C組最下位の中国代表は現地5日、アウェーでインドネシア代表に0-1で敗れた。この結果、プレーオフ進出圏外の5位以下が確定し、本大会行きは消滅。出場枠拡大の恩恵を受けられず、同国メディアは「W杯は結局、まだ夢のままだ」と伝えた。

 北中米W杯のアジア出場枠は、従来の4.5枠から8.5枠へと拡大。2002年の日韓W杯以来、2度目の本大会行きへ期待が膨らんだが、またも無念の結果に。中国メディア「大河報」は「中国のサッカーファンにとって、W杯は結局、まだ夢のままだ。次の4年もまた失敗を繰り返すことになるのだろうか」と、悲観的な論調で敗退を報じた。

 同メディアは、一向に個々のレベルが上がらないサッカー界の現状を問題視。「『三大球技の振興』というスローガンが叫ばれたものの、ユースの育成は手薄で、優秀な若手が足りず、シニアチームでも海外に出る選手はゼロである。サッカーは体系的なプロジェクトであり、一連の問題を一朝一夕で解決することは難しい」と、長期的な視点に立った改革が不可欠だとの見解を示した。

 中国紙「上観新聞」は、「中国男子サッカーはアジア地区予選の18強の中で、北朝鮮代表チームに続き、最も早く敗退して次のW杯に備えるチームの一つとなった。中国代表チームはこれで24年間、W杯本大会に縁がないことになる」と、予選敗退を報道。その責任を、監督にも向けている。

「この敗北により、イヴァンコビッチ監督の下での中国代表チームの公式戦の戦績は13試合で3勝8敗2引き分けとなり、勝率は25%を下回った。さらに、チームは13試合で13得点25失点を記録し、失点は1試合平均2点近くに達していて、その攻撃と守備の体系に深刻な問題があることは明らかだ。このような結果を出した監督では、もともと実力が不十分な中国代表チームに何らかの改善をもたらすことは不可能であろう」

 アジア他国では、ウズベキスタンとヨルダンが史上初となるW杯出場を決定。出場枠の拡大により、歴史を切り開いた一方、中国は再び出直しを迫られる格好となった。

(THE ANSWER編集部)



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