菅野智之、チームトップ5勝を指揮官称賛「全く臆することがない」 7回1失点で喝采「卓越した制球力」
米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は3日(日本時間4日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦に先発し7回を5安打1失点、5奪三振の快投。チームは5-1で勝利し、今季5勝目(3敗)を挙げた。試合後指揮官は「信じられないほど素晴らしい」と老練な投球を称賛した。

マリナーズ戦に先発、スプリット決まり5奪三振
米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は3日(日本時間4日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦に先発し7回を5安打1失点、5奪三振の快投。チームは5-1で勝利し、今季5勝目(3敗)を挙げた。試合後指揮官は「信じられないほど素晴らしい」と老練な投球を称賛した。
今季12試合目の登板となる菅野は、初回を三者凡退で終える絶好の立ち上がり。2回に2死からテレスのソロで1点を失ったものの、その後は低めにボールを集める丁寧な投球でスコアボードにゼロを並べた。ここまで23本塁打しているローリーとは3度対戦。スプリットでの攻めを徹底し2回は空振り三振、4回は中飛、6回には1死一、三塁から二ゴロ併殺に打ち取った。
打線も初回1死満塁からウリアスの犠飛で先制。同点の5回2死一、三塁からオハーンの中前適時打で勝ち越すと、6回にはカウザーの2号ソロでリードを広げた。
試合を中継したオリオールズの地元局「MASN」の試合後番組によると、トニー・マンソリーノ暫定監督は菅野について「ここ2週間はとても力強い。トモは今日、信じられないほど素晴らしい投球をした。チームに勢いをもたらした。相手打線は右、左、両打ちが揃っていて決して簡単ではなかった。いい仕事をしてくれたよ。それが試合の結果を決めたと思う」と称えた。
今季、安定した投球で先発陣を支えていることについては「彼は日本でMVPもサイ・ヤング賞(沢村賞)も獲っている素晴らしい選手だ。だからここでの活躍も理解できる。卓越した制球力がある。全く臆することがなく、落ち着いている」とさも当然とでもいいたげな様子だ。
オリオールズはこれで4連勝。菅野にとっては5月9日(同10日)のエンゼルス戦以来4試合ぶりの勝ち星となる。5勝はチームトップのクレマーに並び、防御率3.04は単独トップ。借金13でア・リーグ東地区最下位に沈むチームを背負っている。
(THE ANSWER編集部)