日本ダービーから7時間半後、仏ダービーで見られた珍しいスポーツマンシップに感動の声「素敵すぎ」
海外競馬のG1フランスダービー(芝2100メートル)が現地1日、シャンティイ競馬場で行われ、1番人気のカミーユピサロ(牡3・Aオブライエン)が勝った。レース後には敗れた騎手が勝者を祝福。そのやり方にネット上の日本人ファンから「素敵すぎるんだが」「ほっこりする瞬間」といった声が上がっている。

G1フランスダービー
海外競馬のG1フランスダービー(芝2100メートル)が現地1日、シャンティイ競馬場で行われ、1番人気のカミーユピサロ(牡3・Aオブライエン)が勝った。レース後には敗れた騎手が勝者を祝福。そのやり方にネット上の日本人ファンから「素敵すぎるんだが」「ほっこりする瞬間」といった声が上がっている。
人も馬も称えた。激戦を終えたカミーユピサロと鞍上のライアン・ムーア騎手。そこに近づいてきたのは3着に敗れたディティンのクリストフ・スミヨン騎手だった。ムーア騎手と握手すると、すぐにカミーユピサロの頭を撫でた。騎手同士が健闘をたたえ合ったり、勝った騎手が愛馬を撫でることはよく見られるが、緊張感から解放され、ライバル馬に対してもリスペクトを込めるというあまり見ないシーンだった。
フランスの競馬メディア「Equidia」が公開した動画はネット上に拡散。日本人ファンからは「素敵すぎるんだが」「勝ち馬を撫で撫でするスミヨン好き」「アイスマンも天才もかっこええなぁ」「ムーア騎手とスミヨン騎手のほっこりする瞬間素敵」といった声が上がっている。
レースは馬群が密集する形で直線を迎え、残り300メートルでディティンが一旦先頭。押しきりを狙ったが、進路がなかなか空かなかったカミーユピサロがインを強襲して突き抜けた。馬群を捌いて抜けてきた2着クアリフィカーに1/2馬身差をつけて快勝。3着に敗れた前走の仏2000ギニーの雪辱を晴らし、昨年10月のジャンリュックラガルデール賞に続くG1・2勝目を挙げた。
(THE ANSWER編集部)