全米中継のドジャース戦で話題をさらった客席の大物 実況席は試合そっちのけ、直撃に「私は間違いなく…」
米大リーグ・ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキース戦に3-7で敗れた。昨年のワールドシリーズ以来の対戦となった3連戦の最終戦では、終盤に意外な大物がファウルボールを手にしたことが話題に。試合そっちのけで急遽実施されたインタビューで、その人物は「私は下手な選手でした」と“プレー”を評価していた。

ドジャース―ヤンキース戦
米大リーグ・ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキース戦に3-7で敗れた。昨年のワールドシリーズ以来の対戦となった3連戦の最終戦では、終盤に意外な大物がファウルボールを手にしたことが話題に。試合そっちのけで急遽実施されたインタビューで、その人物は「私は下手な選手でした」と“プレー”を評価していた。
ヤンキースの9回の攻撃、1死一塁で7番ウェルズの打球はファウル。全米中継となった米スポーツ専門局「ESPN」の実況、カール・ラベッチ氏が「この球はネットの裏に行ってしまいました。スミスが捕球するチャンスはありません」と伝え、解説のエドゥアルド・ペレス氏は「最前列のファンが素晴らしいキャッチをしましたね」と続けた。
すると、ラベッチ氏は「スコット・ボラス氏ですね」と、ファウルボールが手にしたのが敏腕代理人として著名なボラス氏だと指摘。ドジャースのスネルやヤンキースのベリンジャー、メッツのソトら数多くのスター選手をクライアントに持つ大物だ。ペレス氏が「本当に?」と聞き返すと、実況席では笑いが起こり、レポーターのバスター・オルニー氏は「インタビューのいい機会かもしれません!」と話した。
その後、リプレー映像を見返すと、ボラス氏が直接はキャッチしていないことが判明したこともあり、オルニー氏はボラス氏のもとに足を運び、インタビューを実施した。
オルニー氏が「スコットさん、あなたは長年選手を評価してきましたが、ご自身のこのボールのパフォーマンスはどう評価しますか」と質問すると、ボラス氏は「私は間違いなく下手な選手でした。アリゾナ戦で1つキャッチしましたが、最前列にはあまり飛んできませんからね。今回は少しネットに当たりました。審判が一番気がかりだったので、彼の方を見たらキャッチの判定だったので、良かったですよ」と、実際には何のアクションも起こさなかった審判の話まで“盛った”ジョークで笑わせた。
さらに「エドゥアルド・ペレス氏が、あのボールが足元に落ちてからいくつメッセージが届いたか知りたいと言っていますが」と実況席の声を届けると、ボラス氏は「ゴールドグラブ賞を受賞した、チャールズ・ジョンソンからメッセージを貰ったので良かったです」と同賞4度受賞の名手の名前を出して答えていた。
(THE ANSWER編集部)