大苦戦、角田裕毅が漏らした苦悩「なんでこんなに遅いのか…」 深いため息つき「厳しい状況だよ」
自動車レースのF1は現地30日、今季第9戦スペイングランプリ(GP)が開幕した。日本人ドライバーの角田裕毅(レッドブル)は、1回目のフリー走行で9位、2回目が13位。F1公式サイトのインタビューに「なんでこんなに遅いのかわからない」と苦悩を口にしている。

マシン限界の把握に苦戦?フリー走行9位→13位
自動車レースのF1は現地30日、今季第9戦スペイングランプリ(GP)が開幕した。日本人ドライバーの角田裕毅(レッドブル)は、1回目のフリー走行で9位、2回目が13位。F1公式サイトのインタビューに「なんでこんなに遅いのかわからない」と苦悩を口にしている。
角田の1回目のフリー走行は1分14秒643で9位。チームメートのマックス・フェルスタッペンは1分14秒085で2位だった。2回目の角田は1分13秒683で13位。トップのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)から0秒92遅れだった。
F1公式サイトが公開したインタビューで、角田は「難しかったね。正直に言えば、他の日やグランプリに比べればかなりスムーズだったように感じていた。FP1からFP2にかけて明らかに進歩したと感じている。正直に言って……なんでこんなにも遅いのか分からないよ。100%だったというワケではないけど、予想していたギャップではなかった」。淡々とした言葉の中に困惑の色をにじませる。
さらに「バランスの面において、正確な限界を理解するのが難しい。何か向上できることを願っている。でも今は、かなり、かなり苦しんでいる」と、マシンの把握が進まず攻め切れていないことにもどかしさを感じているようだ。
現地31日には予選が行われる。角田は深いため息をつきながら「何か見つかるといいんだけど。厳しい状況だよ。大きなミスをしたわけじゃない。他のみんなから大きく後れを取っている。ミスをしていてその結果なら嬉しいけど、そうではなかったからね」。解決策を探す日々に「普段より長い、長い夜になるだろうね」と漏らしていた。
(THE ANSWER編集部)