大谷翔平が光を当てた史上最多記録「177」 104年ぶり更新なるか…1番打者で積み上げた「59」今後どこまで?
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)までのロード6連戦を終え、今季20本塁打で両リーグトップに立っている。これは自己最多の54発を記録した昨季よりもはるかに速いペースだ。また昨季の「50本塁打&50盗塁」のように、卓越した積み重ねが今季も新たな記録に光を当てている。

得点部門で独走気配…シーズン170ペース、ルースの177にも挑戦権
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)までのロード6連戦を終え、今季20本塁打で両リーグトップに立っている。これは自己最多の54発を記録した昨季よりもはるかに速いペースだ。また昨季の「50本塁打&50盗塁」のように、卓越した積み重ねが今季も新たな記録に光を当てている。
大谷が今季、驚異的なペースで積み重ねているのは「得点」だ。59得点は両リーグトップというだけでなく、2位のジャッジ(ヤンキース)に8点、3位のクロウ=アームストロング(カブス)には16点差をつけて独走している。シーズン162試合に換算すると170得点ペースだ。
この記録の歴史的な価値を指摘したのが、米放送局「CBSスポーツ」だ。「現代で2番目に高い数字となる。1900年以降で上回るのは、ベーブ・ルースが1921年に記録した177得点のみだ」として、近代大リーグ成立以降、ルース以来104年ぶりの記録に挑戦できるペースだとしている。
また、希少価値が高い記録として「400塁打&100四球」にも到達の可能性があると紹介。「オオタニはまた、彼のキャリア史上初めての100四球ペースだ。同一シーズンに400塁打と100四球以上を達成する史上9人目の選手、統合してからは5人目の選手となる見込みだ」としている。近年では2001年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)とサミー・ソーサ(カブス)、ルイス・ゴンザレス(ダイヤモンドバックス)が達成したのが最後という快記録だ。
代名詞の本塁打も、5月は実に13発と量産態勢に入っている。MLB公式もXで、大谷の昨季の20号到達がチームが75試合を終えたところだったと紹介。今季は55試合目で、実に20試合も早まっている。
(THE ANSWER編集部)