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井上尚弥が「3度逃げた」発言に陣営会長が強調「いつでもやるのに」 次戦アフマダリエフ側へ

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が所属する大橋ジムの大橋秀行会長が27日、神奈川・横浜市内で取材に応じた。前日には、次戦に対戦予定のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のプロモーターが「3回くらい対戦を避けられた」と発言。これを受け、「井上はアフマダリエフを指名していた」と説明した。

井上尚弥【写真:中戸川知世】
井上尚弥【写真:中戸川知世】

大橋秀行会長が取材対応

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が所属する大橋ジムの大橋秀行会長が27日、神奈川・横浜市内で取材に応じた。前日には、次戦に対戦予定のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のプロモーターが「3回くらい対戦を避けられた」と発言。これを受け、「井上はアフマダリエフを指名していた」と説明した。

 アフマダリエフと契約する英興行大手・マッチルーム社のエディー・ハーンプロモーターは、28日に力石政法(大橋)と対戦するエドアルド・ヌニェス(メキシコ)のプロモーターとして来日中。26日の日本メディアの取材に対し、井上陣営の大橋会長と良好な関係であることを明かしたが、「3回くらい指名挑戦者だったのに、対戦を避けられたと感じている」と発言した。

 元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者のアフマダリエフはこれまで何度も井上戦実現をアピールし、挑戦権を得ていた。この日、取材に応じた大橋会長は「3度逃げたと言っていたらしいですね」と切り出し、「それはタパレスに負けたからだと言ってきました。いつでもやるのに」と受け流した。

 アフマダリエフは2023年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に1-2の判定負けを喫し、ベルト2本を手放した。そのタパレスに井上は同年12月にKO勝ち。すでに勝利したタパレスに敗れた選手との対戦となれば、興行的には懸念点となる。大橋会長はこれまでも同様に説明してきた。

 しかし、ハーン氏が再び指摘したことで「ピカソがダメになり、その時に井上はアフマダリエフを指名していました。『アフマダリエフとやらせてください』と言っていました」と告白。今年5月の相手として交渉していたアラン・ピカソ(メキシコ)に断られた際の裏話を明かした。ラスベガス開催でメキシコの戦勝記念日に当たるため、最終的にメキシコ系米国人のラモン・カルデナスに決まった。

 だが、結局は9月開催で合意。両者待望のカードは盛り上がり必至となる。大橋会長は「全て話は終えています」とし、さらなる交渉が必要な要素は「ありません」と明かした。

 今月28日にはWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)と神奈川・横浜BUNTAIで2度目の防衛戦を予定。セミファイナルでヌニェス―力石戦が行われる。この日は4人とも前日計量をパス。大橋会長は気合十分の武居に「気持ちが空回りしないように」と目を細め、力石にも「初回から打ち合う展開になるのでは。早期決着もありえる」と激闘を期待した。

(THE ANSWER編集部)



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