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山本由伸の“考え方”に元ヤ軍捕手が感銘「大好きだ」「タナカも同じことを…」 捕手に見た違い

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手の“考え方”に米識者が感銘を受けている。20日(日本時間21日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回1安打無失点の快投。捕手が精密に構えるミットに目掛けて投げ込む姿を、元大リーガーが「大好きだ」と絶賛した。

ドジャースの山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャースの山本由伸【写真:荒川祐史】

米ポッドキャスト番組が注目

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手の“考え方”に米識者が感銘を受けている。20日(日本時間21日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回1安打無失点の快投。捕手が精密に構えるミットに目掛けて投げ込む姿を、元大リーガーが「大好きだ」と絶賛した。

 山本の登板時、他の投手との違いに気づいたのは、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務めるオーレル・ハーシュハイザー氏だった。「ヤマモトがマウンドにいる時、ウィル・スミス(捕手)の構えはとても精密なんだ」と注目した。

 山本の投球時、スミスの構えるミットは曖昧ではなく、きっちりコースに構えられていると感じたようだ。山本はこれに応えるように正確に投げ込み、メジャー移籍後最多の110球。7回1安打無失点と文句のない投球を披露した。ハーシュハイザー氏は「ヤマモトは大まかな内角、外角、低めといった構えを嫌うのだろう。彼はコーナーへの構えを求めている」と推測していた。

 この発言が米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」でも話題に。ヤンキースなど9球団を渡り歩いた元メジャー捕手で、司会を務めるエリック・クラッツ氏は山本の考え方を「大好きだ」と絶賛。その上で「失投を避けようと投手のゾーンを大きくすると、大きなミスになりやすい。危ないゾーンを避けようとしても、(投げ込みたいゾーンと)すぐ近くだから正確に投げ込まなくてはならないのさ」と分析していた。

 また、「ヤマモトのような男がこの考え方をしている。これは一般化するかもしれないね。史上最高の日本人投手の1人だから」とも予想。さらには「マサヒロ・タナカも全く同じことをやっていたよ」とヤンキースで同僚だった田中将大と重なるとも語った。「日本人投手はとても複雑にメカニックスを洗練させている。何度も何度も繰り返すのさ」と称賛している。

(THE ANSWER編集部)

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