角田裕毅、壮絶クラッシュ直後のピットに流れた空気「マズい…」 舞台裏をレッドブルが公開
自動車レースのF1第8戦モナコGPは現地23日、モンテカルロ市街地コースで開幕した。角田裕毅(レッドブル)はフリー走行2回目で11位。前週のエミリア・ロマーニャGPでは、予選で激しいクラッシュに見舞われながらも決勝10位でポイントを獲得した。レッドブルが舞台裏の映像を公開。予選のピットでは、クラッシュ後に重い空気が流れていた。

前週エミリア・ロマーニャGPの舞台裏とは
自動車レースのF1第8戦モナコGPは現地23日、モンテカルロ市街地コースで開幕した。角田裕毅(レッドブル)はフリー走行2回目で11位。前週のエミリア・ロマーニャGPでは、予選で激しいクラッシュに見舞われながらも決勝10位でポイントを獲得した。レッドブルが舞台裏の映像を公開。予選のピットでは、クラッシュ後に重い空気が流れていた。
角田は予選の序盤、縁石に乗り上げた瞬間にコントロールを失い、スピンしながら高速でバリアに激突。反動で宙を舞った。マシンは上下1回転しながら地面に落下しバラバラに大破。角田は自力で脱出した。
レッドブル公式YouTubeチャンネルは、当時の舞台裏映像を公開。大破したマシンがピットに運び込まれてくると、クルーは深刻そうな表情を浮かべた。レース部品とリフティングのコントローラーのミケラ・テニソン氏は電話口で状況を説明。「サイドポッドが壊れている。センターフレームも壊れている。右フロントのサスペンションは無くなっている。左フロントのサスペンションも同様。左リアも壊れているようね。マズいわね」と分析していた。
それでも、翌日の決勝には綺麗になったマシンが間に合った。メカニックのジョン・コーラー氏は「あれだけ大きく壊れると、逆に一からやり直せるから、ある意味で楽なんだ。つまり、車体全体がほぼ再利用不能な状態だったということ。昨夜すべて分解して、使える部品を選り分けて、それから新しいシャーシで再スタートだ」と説明。「みんな最後の最後まで残って作業してくれた。だから、これは本当に大きなチームの努力だったよ」とチームワークを称えていた。
チーム一丸となってポイントを獲得したレッドブル。角田は今週、どんな走りを見せるだろうか。
(THE ANSWER編集部)