山本由伸の6勝目消滅から一夜、守護神スコット連投で託した監督の信頼「毅然とした態度で…だから信じた」
米大リーグのドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦。0-1の6回にテオスカー・ヘルナンデス外野手の逆転3ランが飛び出し、3-1で勝利した。2点リードの最終回にマウンドに上がったのは、前日に痛恨のセーブ失敗を喫したタナー・スコット投手。3者凡退で試合を締め、雪辱を果たした。デーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で守護神への信頼を口にした。

本拠地ダイヤモンドバックス戦
米大リーグのドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦。0-1の6回にテオスカー・ヘルナンデス外野手の逆転3ランが飛び出し、3-1で勝利した。2点リードの最終回にマウンドに上がったのは、前日に痛恨のセーブ失敗を喫したタナー・スコット投手。3者凡退で試合を締め、雪辱を果たした。デーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で守護神への信頼を口にした。
同じ失敗は繰り返さない。3-1の9回、マウンドを任されたスコットは先頭のグリチャックを左直に抑えると、ペルドモ、グリエルJr.を連続三振。接戦をピシャリと締めくくった。前日の同カードは1-0の9回に登板したが、モレノに同点ソロを被弾。延長10回にもキャロルに2ランを浴びた。チームはその裏に逆転サヨナラ勝ちしたものの、7回無失点と好投した山本由伸投手の6勝目を消してしまった。
今季3度目となるセーブ失敗。しかも、今季初の回跨ぎの翌日だったが、ロバーツ監督は最後を託した。「彼とは良い話し合いができた。今日投げられるか確認すると、彼は試合展開が必要とするなら投げたいと毅然とした態度で言った。だから私は彼を信じた」。試合後の会見で指揮官は決断の背景を明かし、「本当にキレキレだったと思う。とても大きかった」と期待に応えた守護神を絶賛した。
先発メイが6回5安打1失点と好投。7回は2番手ドライヤーが2死一、三塁のピンチを招くと、ロバーツ監督はすかさずトリビーノをマウンドに送った。マルテを二ゴロに抑えたトリビーノは回跨ぎの8回も3者凡退と好投。指揮官は「タナーへの橋渡しをしてくれた。そしてタナーは素晴らしかった」と継投策を振り返り、逃げ切った投手陣を労った。
スコットは今オフ、4年総額7200万ドル(約103億円)の大型契約でドジャースに移籍。今季はここまで23試合に登板し、防御率2.31、10セーブを記録している。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)