敵も味方も全員ダマされた大谷翔平“幻の18号” 記者席も「いった!」 投手は覚悟のリアクション
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。6回無死一塁の第3打席で、右翼への大飛球を放つもスタンドには届かず。今季18号とはならなかった。打球の角度がよく、観客も米国の実況席も日本ファンも、一瞬スタンドインかと感じた様子でリアクションしていた。

本拠地ダイヤモンドバックス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。6回無死一塁の第3打席で、右翼への大飛球を放つもスタンドには届かず。今季18号とはならなかった。打球の角度がよく、観客も米国の実況席も日本ファンも、一瞬スタンドインかと感じた様子でリアクションしていた。
21年のサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズとの対戦。大谷は内寄りのカットボールを振り抜いた。打球はライトへ角度良く上がり、ドジャースタジアムは大歓声。立ち上がるファンも多数いたが、ボールはフェンス手前で右翼手キャロルのグラブに収まった。期待が充満したスタジアムは一転、ため息が漏れた。
日本、米国のメディアが集った記者席でも「いった!」との声が漏れたほど。ダイヤモンドバックス向け放送局「DバックスTV」の放送席では、実況のスティーブン・バーシオーム氏が「ちょうどギリギリでした。オオタニはカッターを捉え、ホームランまで惜しいところでした」と冷や汗。解説のボブ・ブレンリー氏も「もちろん、ドジャースのファンは彼がボールを高く放てば、ホームランだと思うだろうからね。ギリギリだった」とホッとしていた。
X上の日本ファンも「めちゃめちゃ惜しかったよ」「完全に入ったと思ったのに」「バーンズもやられた!みたいな素振り見せたから行ったと思ったわ」「きたぁぁあって思いっきり叫んじゃったよ」「バーンズもやられたって顔してたのに」「打球角度40度であそこまで飛ばす大谷も普通におかしい」などと“ダマされた”かのような反応が相次いだ。
マウンド上のバーンズも打たれた瞬間は被弾を覚悟したようなリアクションを見せていたが、大谷本人は歯を食いしばり、届かない可能性を感じていたようだった。飛距離は356フィート(約108.5メートル)で、大リーグの公式統計サイト「ベースボール・サバント」によると、ヤンキースタジアム、ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドの2球場ならスタンドインしていた。
(THE ANSWER編集部)