ダイヤモンドバックス戦

　米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は20日（日本時間21日）、本拠地ダイヤモンドバックス戦に今季10度目の先発登板。渡米後最多の110球を投げて7回1安打無失点、9奪三振の好投を披露した。しかし1-0の9回1死からタナー・スコット投手がまさかの同点ソロを被弾。山本の6勝目が消え、ネット上の日本ファンも意気消沈となった。試合は延長10回の末、ドジャースが4-3で劇的なサヨナラ勝ちを収めている。

　山本は3回まで1人の走者も許さないパーフェクト投球。4回に四球を与えたが、6回まで無安打投球を続けた。チームが1-0とリードして迎えた7回、先頭のマルテにこの日初安打を許し、暴投と四球で2死一、三塁のピンチに。それでも最後はスミスをカットボールで空振り三振に仕留め、マウンド上で吠えた。スタンディングオベーションを浴び、ベンチでも味方からハイタッチで祝福された。

　試合はドジャース1点リードのまま9回へ。防御率1点台のスコットが登板したが、1死からモレノに左翼席へ運ばれ同点に。山本由伸の6勝目は消滅した。X上の日本ファンも「嘘だろスコット」「勝ちが……消えた……？そんな……」「モレノは山本由伸にとって疫病神」「とことんついてない」「泣いてもいいですかーー」などと嘆きの声をあげていた。