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ド軍決断、打率.452キム・ヘソン生き残り&テイラー解雇 編成本部長は「これが最善策」理由を説明

米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)に本拠地でエンゼルスと対戦する。試合前にアンドリュー・フリードマン編成本部長が会見。この日、トミー・エドマン外野手を故障から復帰させた一方で、ベテランのクリス・テイラー外野手を解雇した。韓国人ルーキーのキム・ヘソン内野手はメジャー残留。同編成本部長は「彼は素晴らしい仕事をしている」とキム・ヘソンを評価した。

エンゼルス戦前に会見を行ったアンドリュー・フリードマン編成本部長【写真:編集部】
エンゼルス戦前に会見を行ったアンドリュー・フリードマン編成本部長【写真:編集部】

エンゼルス戦前に会見

 米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)に本拠地でエンゼルスと対戦する。試合前にアンドリュー・フリードマン編成本部長が会見。この日、トミー・エドマン外野手を故障から復帰させた一方で、ベテランのクリス・テイラー外野手を解雇した。韓国人ルーキーのキム・ヘソン内野手はメジャー残留。同編成本部長は「彼は素晴らしい仕事をしている」とキム・ヘソンを評価した。

 キム・ヘソンはエドマンが右足首の炎症で負傷者リスト(IL)入りした時、その穴を埋める形でマイナーから昇格。エドマンの復帰時に再びマイナーに戻る見方もあったが、ここまで打率.452、OPS1.066と活躍。俊足に加えて内外野守れるユーティリティー性も発揮し、生き残りを掴んだ。

 フリードマン編成本部長はキム・ヘソンについて「チームメートの心を引き付けているだけでなく、彼がもたらすエネルギー、足の速さ、多才さ。ロースターに多くのものと異なる色を加えてくれる。全ての決断はそれぞれに関係している。我々のロースターや現状の文脈の中にある。彼は素晴らしい仕事をしている」とコメントした。

 キム・ヘソンは期待の有望株ダルトン・ラッシング捕手とともに、マイナーほどは出場機会が与えられない見方が強い。ただフリードマン編成本部長は前日のエンゼルス戦での代走出場を振り返り「あれは本当に助けになるものだ」と評価。途中出場でも武器を発揮できるポイントがあるとし「レギュラーとして毎日プレータイムを得ることは難しいだろうが、十分な量(の出場機会)は得られると感じている。どこかでそうではなくなる時が来れば、評価して決断を下す」と話した。

 フリードマン編成本部長はキム・ヘソンの走塁、守備を高く評価していた一方、契約前は「打撃に関しては疑問だった」と明かす。ただメジャー移籍に当たって成長が見られたとし「試合やライブBPなどを重ねるにつれ、どんどん良くなっていった。まだやるべきことは残っていると思うが、それは素晴らしいこと。なぜなら、それでもすでに多くの成功を収めているから。我々がとても評価している選手。走塁、守備、打撃でも価値をもたらしてくれる。これからも本当の貢献者になれると思っている」と称えた。

 2016年からドジャースでプレーする34歳のテイラーは、エドマンやキムと同じく内外野守れる選手。ドジャースでは2度のシーズン20本塁打をマークするなど打撃でも貢献してきたが、今季は28試合の出場で打率.200、0本塁打、2打点。DFA(事実上の戦力外)措置となったオースティン・バーンズ捕手に続き、ベテランの功労者が非情な通告を受けた。

 フリードマン編成本部長はバーンズ、テイラーの2選手について「この球団の重要な瞬間の中心にいた選手。2人とも我々のカルチャーに消えることない印を残してくれた。だから、この決断は本当に難しかったし、2人との会話はつらかった。しかし、地区争いの現状、ロースターの構成、全てを考えた時に、今年ワールドシリーズを優勝するために、これがドジャースにとって最善の策だと感じた。簡単だったとは言わないが、正しいことだと感じた」と話した。ドジャースは現在テオスカー・ヘルナンデス外野手も離脱中だが、マイナーでの実戦復帰を果たしている。キム・ヘソンの生き残りをかけた戦いはまだ続きそうだ。

(THE ANSWER編集部)



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