打力不安→打率.452のド軍キム・ヘソンの裏側「まるで別人」 裏切られた首脳陣「最大の変化は…」
今季、米大リーグ・ドジャース入りしたキム・ヘソン内野手は、3日(日本時間4日)にメジャー昇格後は絶好調。14試合で打率.452、1本塁打、OPS1.066の好成績を残している。キャンプと違う姿に驚いているのは、チーム首脳も同じだ。地元局の番組に出演し「まるで別人のように見えた」と進化の裏側を語っている。

キム・ヘソンは何が変化したのか
今季、米大リーグ・ドジャース入りしたキム・ヘソン内野手は、3日(日本時間4日)にメジャー昇格後は絶好調。14試合で打率.452、1本塁打、OPS1.066の好成績を残している。キャンプと違う姿に驚いているのは、チーム首脳も同じだ。地元局の番組に出演し「まるで別人のように見えた」と進化の裏側を語っている。
キム・ヘソンの成長について語ったのは、元アスレチックス監督で、現在はドジャースの野手部門を統括するフィールド・コーディネーターを務めるボブ・ゲレン氏。17日(同18日)のエンゼルス戦前、地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合前番組に出演した。
オープン戦15試合は29打数6安打で打率.207と状態を上げられず、開幕戦に向けた日本行きを目の前にした3月12日(同13日)に3Aへ。当初は守備と走塁が期待され、打力が不安視されていたが、現在まではいい意味で期待を裏切る活躍。マイナー行きとなった当初からどのような変化があったのか。
「最大の変化は、プレート上での選球眼だった。どのボールに手を出すか。スプリングトレーニングでは、もしかしたら初めての機会でアピールしたかったのかもしれないが、明らかにストライクゾーンから大きく外れたボールに手を出していたように見えた」
現在、キム・ヘソンの三振率15.2%はメジャー平均の22.2%を大きく下回る。ゲレン氏も「今は冷静さを持ち、ボールをより長く見るようになった。一度チームを離れ、戻ってきた時にはまるで別人のように見えた」と指摘した。
さらに「以前は手を出していた球を見送るようになっていたし、春には打ち損じていた球を今はしっかり捉えている。内角を引っ張るだけでなく、インサイドに留まりながら逆方向にも打てる素晴らしい技術を持っている」と称賛。9番打者として大谷の打点増にも貢献している。
(THE ANSWER編集部)