「毎年ミナレット探してる」 伝説の3連単2000万超えG1の大波乱に今も続く混乱「ずっと考えてるけど…」
中央競馬のG1ヴィクトリアマイル(芝1600メートル)は18日、東京競馬場で発走する。春の古馬牝馬のNo.1マイラー決定戦は大波乱の歴史。中でも10年前、18頭立ての最低人気馬が激走して3連単配当が驚異の2000万円超えになったレースは伝説となっている。レースを見直した現代ファンからは驚愕とともに「どうしてそうなったか説明できない」と混乱の声も。「毎年ミナレット探してる」「固いと思われ時ほど荒れるのが牝馬G1」など、早くも今年の大波乱を想定する声が上がっている。

G1ヴィクトリアマイル
中央競馬のG1ヴィクトリアマイル(芝1600メートル)は18日、東京競馬場で発走する。春の古馬牝馬のNo.1マイラー決定戦は大波乱の歴史。中でも10年前、18頭立ての最低人気馬が激走して3連単配当が驚異の2000万円超えになったレースは伝説となっている。レースを見直した現代ファンからは驚愕とともに「どうしてそうなったか説明できない」と混乱の声も。「毎年ミナレット探してる」「固いと思われ時ほど荒れるのが牝馬G1」など、早くも今年の大波乱を想定する声が上がっている。
唖然、呆然、そしてため息……。府中のスタンドが異様な雰囲気に包まれた10年前、2015年のヴィクトリアマイル。大外18番枠から好スタートを切ったミナレット(牝5)は逃げ脚を伸ばし、4コーナーを回ってもなかなか脚色は衰えなかった。2番手にいたケイアイエレガント、さらにストレイトガールに交わされたものの、ミナレットは3着に粘り込み。3連単配当は、今の破られていないG1史上最高となる2070万5810円。勝ったストレイトガールとともに、ミナレットの名前はファンの記憶に刻み込まれた。
前半1000メートルは56秒9のハイラップ。先行馬が潰れてもおかしくない展開にもかかわらず、勝ったストレイトガールは5番手からの差し、2着のケイアイエレガントも2番手からの流れ込みで、結局は前残り。中団から後ろで構えた人気のヌーヴォレコルト、ディアデラマドレ、レッドリヴェールの差し脚は不発だった。
10年前の衝撃に加え、昨年も3連単配当が91万超えという荒れるG1の象徴的なレースとなっているヴィクトリアマイル。当時の映像を見返したネット上のファンからは「競馬ファンの友人とミナレットしそう、しないかで会話通じるやーつ」「固いと思われ時ほど荒れるのが牝馬G1」「ミナレットの名前は忘れません」「2000万馬券のミナレットも前走 0.2秒負けなので、他馬で再現期待しましょう」「俺、毎年ミナレット探してんだけど、なんかこうしっくりこない」「ミナレット出来そうな馬を探せ」「なんで3着以内に入ったのかずっと考えてるけどわからん」といった声が上がっている。
今年の枠順が発表され、ミナレットが入っていた大外8枠18番には、過去に大逃げでG3マーメイドSを勝ったアリスヴェリテ(牝5・中竹)が入った。ミナレットの再現にも期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)