本拠地アスレチックス戦

　米大リーグのドジャース・大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」と先発し、2試合連発の14号3ラン、2打席連発でリーグトップに並ぶ15号2ランを放つなど、5打数2安打6打点。19-2の大勝に貢献した。

　衝撃の大暴れだ。第2打席で犠飛を放ち、打点1を稼ぐと、大谷は3回1死一、二塁の場面で右腕アレキサンダーが外角に投じたチェンジアップを逆らわずに捉え、左翼フェンスを越える14号3ランを放った。その後もチームは打線が爆発。4回に早くもこの日の第4打席が回ってきた。1死一塁の場面でアレクサンダーの5球目シンカーを完璧に捉え、打球はバックスクリーンへ、2打席連発の衝撃弾にファンも大興奮だった。

　ただ、大量リードした8回の第6打席はよもやの展開に。アスレチックスは野手のペレダをマウンドへ。大谷は無死二、三塁で緩いボールに苦しみ、カウント1-1からファウル2球を打った後で、突然144キロのストレートを投げ込まれ、空振り三振に倒れた。

　本職は捕手の29歳ペレダは大喜びで三振を取った記念球をベンチへ。結局32球を投げ、1イニングを4安打3失点だったが、唯一の三振を大谷から奪った。試合後のロッカールームで取材に応じたペレダは「彼と対戦したかったんだ。三振を取ることができて良かったよ」と歓喜した。

　記念球にサインはもらわなかったというが、大谷のような打者との対戦について「怖かったよ。ライナーが返ってくれば殺されるからね」と笑いを誘い、「投げるたびに後ずさって、空振りを願っていたよ」と“恐怖”を打ち明けた。