TV中継で大谷翔平の背後に「目を疑った」 敵地で生んだ“異様な光景”…米国人の心掴んだ10日間
米大リーグのドジャースは、2日(日本時間3日)から続いた遠征10連戦を終え、本拠地ロサンゼルスへ戻った。大谷翔平投手はこの間打率.366、5本塁打と絶好調。敵地も熱狂させる名珍場面を多く生み出した。

10連戦で生まれた名珍場面
米大リーグのドジャースは、2日(日本時間3日)から続いた遠征10連戦を終え、本拠地ロサンゼルスへ戻った。大谷翔平投手はこの間打率.366、5本塁打と絶好調。敵地も熱狂させる名珍場面を多く生み出した。
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○敵地実況も思わず感嘆
6日(同7日)、敵地マーリンズ戦。大谷は1-2で迎えた6回に2戦連発となる10号同点ソロを放った。打席に立っただけで、記者席まで響く「オオターニ! オオターニ!」のコールが沸き起こる人気ぶり。飛距離403フィート(約122.8メートル)の確信弾で、大谷は美しいバットフリップとともに、打球を見守りながら一塁へ向かった。
米フロリダ州地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・フロリダ」の中継では、実況が「ベネジアーノは水曜日にオオタニと対戦しました。前回は今回のような結末ではありませんでした。2-2です」とガックリ。しかし、「とてつもなく感銘を受けます」と雄大な打球に見惚れた様子だった。
幾度となく本塁打を見てきたテレビ実況アナウンサーすら魅了してしまった大谷。この試合では、5打数2安打で勝利に貢献した。
○敵ファンがまさかの裏切り?
7日(同8日)、敵地マーリンズ戦。大谷は6回の第3打席で右中間への三塁打を放った。敵地にもかかわらず客席からは大歓声。塁上でお馴染みのポーズをとる大谷に、三塁側内野席のマーリンズユニホーム姿の男性もノリノリで声援を送っていた。すると次の瞬間、男性は着ていたユニホームを突然脱ぎ捨てると、再度大谷に向けて拍手。大谷の活躍に心変わりしてしまった様子だった。
テレビ中継でも映っていたこの場面。ネット上の現地ファンからは「この映像待ってた。見た瞬間目を疑ったもの(笑) 面白すぎる」「HAHAHAHAH 最高!」「寝返ったな」「賢い男だ」と笑いが漏れていた。
大谷はこの試合、2打数1安打、3四球で勝利に貢献。相性のいいマイアミで現地ファンをも魅了していた。

○劇弾が生み出した“異様な光景”
9日(同10日)、敵地ダイヤモンドバックス戦。同点の9回に決勝の12号3ランを放った。打った瞬間にスタンドインを確信したのか、バットを放り投げバンザイ。この瞬間、敵地にもかかわらず驚きの光景が生まれた。
大谷のセレブレーションにシンクロするように、一塁側のドジャースベンチも大騒ぎ。さらに、敵地の客席も総立ちとなり、大歓声に包まれた。同地区ライバルの本拠地にもかかわらず生まれた“異様な光景”。ネット上の日本のファンからは「これは本拠地ですか?」「どこの球場? ホームみたい」と驚きの声が上げられていた。
大谷はこの試合で6打数3安打4打点と大活躍。チームも14-11で劇的な逆転勝利を収めた。
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ドジャースはこの10連戦を6勝4敗と勝ち越し。次戦は13日(同14日)、本拠地でアスレチックスと対戦する。
(THE ANSWER編集部)