防御率0.90の山本由伸から満塁HR、敵将が「偶然ではない」と殊勲の25歳絶賛 31戦目で待望アーチ
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打4奪三振、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)を喫した。打線は「1番・DH」で先発した大谷翔平投手が最終回に11号ソロを放つなど終盤に反撃するも、3-5で及ばず。敵将は山本から満塁弾を放った25歳のガブリエル・モレノ捕手の一振りを「偶然ではない」と絶賛した。

敵地ダイヤモンドバックス戦
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打4奪三振、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)を喫した。打線は「1番・DH」で先発した大谷翔平投手が最終回に11号ソロを放つなど終盤に反撃するも、3-5で及ばず。敵将は山本から満塁弾を放った25歳のガブリエル・モレノ捕手の一振りを「偶然ではない」と絶賛した。
打倒ドジャースに燃える敵地の熱気が一気に爆発した。0-0で迎えた4回無死満塁の場面。真ん中に入った山本のカットボールを6番モレノが振り抜いた。逆方向にグングン伸びた打球は右翼のホーム側ブルペンに着弾。先制の満塁弾に勢いづいた客席からは「BEAT LA(ロサンゼルスを倒せ!)」の大合唱が沸き起こった。
モレノにとっては今季31試合目の出場で待望の第1号。試合前まで打率.230、OPS.580と伸び悩んでいたが、4打数3安打の固め打ちで打率.253、OPS.652まで上げた。試合後の会見でトーリ・ロブロ監督は「信じられないアプローチで、右中間にライナー性のホームランを打ち込んだ。鋭いスイングをしていることを示す打球だった。偶然では逆方向にあんな風には飛ばない」と殊勲の25歳を称えた。
試合前までメジャートップの防御率0.90を記録していた山本を攻略。ロブロ監督は「一つに絞って予測するのは難しい。彼は色んな武器を持っているからね」と相手エースの実力を評価しながら、コースに狙いを定める作戦で臨んだことを明かした。その上で「狙っていた球をしっかりと捉えてダメージを与えた。それを見られてとても嬉しいよ」とモレノの一振りに誇らしげな表情を見せた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)