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元横綱・若乃花の花田虎上が「ABEMA大相撲」専属解説者に就任、若年層へ「相撲文化を浸透させたい」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、これまで「ABEMA大相撲」で多数の解説を務めてきた元横綱若乃花の花田虎上氏が、2025年五月場所(夏場所)より「ABEMA大相撲」専属解説者として正式に就任することを発表した。

花田虎上氏が「ABEMA大相撲」専属解説者として正式に就任する【写真:(C)AbemaTV,Inc.】
花田虎上氏が「ABEMA大相撲」専属解説者として正式に就任する【写真:(C)AbemaTV,Inc.】

11日に初日を迎える大相撲五月場所

 新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、これまで「ABEMA大相撲」で多数の解説を務めてきた元横綱若乃花の花田虎上氏が、2025年五月場所(夏場所)より「ABEMA大相撲」専属解説者として正式に就任することを発表した。

 第66代横綱・若乃花として活躍し、大相撲史に残る数々の功績を残した花田氏。幕内優勝5回、殊勲賞5回、技能賞2回、敢闘賞1回を受賞し、1998年には弟・貴乃花との兄弟横綱同時在位が話題となり、”若貴ブーム”と呼ばれる社会現象を巻き起こした。力強さと粘り強さを併せ持ち、華やかな瞬間だけでなく、土俵上での冷静な駆け引きでも注目を集め、多くのファンに愛され続ける存在となった。

 花田氏はこれまで「ABEMA大相撲」でも解説を担当し、わかりやすく、臨場感あふれる解説スタイルが好評を博してきた。今回の専属就任にあたって「視聴率が伸びているという報道を見て、妻と一緒に『頑張ってよかったな』と思いました。インターネットを通して、従来とは違う若い世代にも少しずつ届いていると実感しています」。また「日本文化はすぐに大きく変わるものではないので、大相撲の伝統のように“すり足”のペースで一歩ずつ、興味を持ってもらえたら嬉しい。小さい子がわんぱく相撲を目指してもらえたら最高です」とABEMA大相撲が着実に裾野を広げている手応えや、長い時間をかけて相撲文化を浸透させていきたいという思いも語った。

 今後の専属解説者としてのチャレンジについて聞くと「例えば両国国技館の外で、試合を見られなかった人たちに向けた解説イベントなどもいいかもしれません。ただ、妻からは『無理だけはしないで』と言われていますから(笑)、無理せずできることを選びながら、新しい試みにも挑戦してみたいです」と、今後に向けた意欲を見せた。

 また「ABEMA」では11日に初日を迎える五月場所(夏場所)を「大相撲LIVE 五月場所」で中継。これに向け、複数の力士にインタビューを実施した。

 三月場所(春場所)で逆転優勝を果たし、綱取りが現実味を帯びてきている大関・大の里は自身の躍進について「もっと高いレベルで優勝争いが求められる」とし、「14日目の大栄翔関との一番が、意識を変えるきっかけになった」と振り返った。今場所前に行われた地元・金沢巡業では“チャンピオンカレー”を堪能したと話す一方で、「やっぱりお母さんのカレーが一番好き」と母の味への愛着も。「結果で恩返しがしたい」と、初日に迎える母の日へのメッセージも添えた。

 春場所については「満足できる成績ではなかった」と冷静に分析した大関・琴櫻は「自分らしい相撲は確実に戻ってきている」と手応え。「1日1日を大切に、今できることに全力を尽くす」と夏場所に向けて力強い決意を示した。母の日の話題では「寮生活だったので、家でごはんを食べることは少なかった」としながらも、「チーズリゾットを作ってもらった記憶がある」と微笑む場面もあった。

 SNSでも“高安優勝”がトレンド入りするなど、春場所で大きな注目を集めた高安は「本当に気持ちの良い15日間だった」と振り返り「久しぶりに“力が発揮できた”場所でした」と満足そうな表情。35歳という年齢を迎える中で「腐らずに続けることが大事。夢は、諦めなければつかめる」と話し「まずは三役で二桁勝利を挙げて、大関復帰を目指したい」と意欲を語った。

(THE ANSWER編集部)



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